韓国で今、熟柿や黒ごまなど伝統食材を使った商品が人気
2020.04.05 11:10

 最近、熟柿や黒ごま、きなこ餅など、韓国伝統の食材が20ー30代の好みに合わせたトレンディーな商品に生まれ変わっている。

 ソウル牛乳協同組合は黒ごまー黒大豆ー黒米の深い味わいを生かしたヘルシーなブラックフード「黒ごま牛乳」新商品を売り出した。

 「黒ごま牛乳」は最近、食飲料業界で脚光を浴びているアントシアニンが豊富なブラックフード3種を用い、味と栄養をまんべんなく持ち合わせた商品だ。新鮮な国産原乳を使用し、豊かな味わいを楽しむことができ、国産アカシアはちみつを入れたことにより、穀物のソフトな味をよりいっそう引き立てている。

 青果ブランド「ドール・コリア」は国産熟柿、キウイフルーツ、漢拏峰など、これまでカップ入りゼリーではなかなか味わえなかったものを活用したカップゼリー「ドール・ピュレジュレ」を発売。「ドール・ピュレジュレ」はさわやかな甘さのフルーツゼリーの味をそのまま生かし、ソフトなピューレを加えたことで、一味違った食感のゼリーを楽しむことができるのが大きな特徴だ。

 特に、韓国国内の農家との相生次元で厳選された高品質な国産フルーツだけを使用しており、新鮮なフルーツ固有の甘い香りと味をそのまま感じることができる。また、「ドール・ピュレジュレ」は漢拏峰や熟柿のような国産フルーツだけでなく、パイナップル、マンゴーなどトロピカルフルーツを使った商品もある。

 既存の定番商品に伝統食材を適用し、新たに開発するケースも注目される。オリオンはきなこ餅や黒ごまなど、韓国伝統の味を結び付けた「コブクチップ 甘いきなこ餅味」と「チャル チョコパイ」を発売。「コブクチップ 甘いきなこ餅味」は4層のチップにきなこ餅ダレをぬって炒ったきなこをたっぷりかけ、甘く香ばしいきなこ餅の味を極大化したスナックだ。

 また、「チャル チョコパイ」はチョコパイと伝統的なデザートである餅を結び付けた商品で、「きなこ餅」味と「黒ごま」味の2種がある。「コブクチップ 甘いきなこ餅味」は月平均10億ウォン(約8800万円)台の売り上げを記録し、「チャル チョコパイ」は発売から3カ月で通算販売量が1500万個を突破した。

 ピングレは最近、「ビビビック・ザ・プライム・カボチャ」を売り出した。この商品は以前発売された「ビビビック・ザ・プライム・きなこ餅」「ビビビック・ザ・プライム・黒ごま」で伝統的な食材の人気を実感したピングレが新たに開発した新商品で、カボチャとあんこが絶妙な調和をなし、香ばしい味が楽しめるのが特徴だ。

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版