家のような美術館でアートを楽しもう! /京畿・楊平

  •  ここは別名「チョンホ里」と言われる。「京畿道楊平郡にある(ソウルの高級住宅街)清潭(チョンダム)洞のような田舎町、ムンホ里 」「芸能人が多く住んでいる田舎町」という意味から付けられた。京畿道楊平郡西宗面ムンホ里は最近、高速道路を利用すればソウル・江南エリアから30-40分で行くことができ、平日でも江南エリアから多くの主婦たちが訪れている。アート&デザイン美術館「KOO HOUSE」で会ったユン・ジニさん(ソウル市、50歳)、シン・ヒョンスクさん(京畿道、48歳)は「写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)インスタグラムでものすごく有名だったのでぜひ一度来てみたかったムンホ里が、こんなに近いと思わなかった」と語った。
  •  昨年7月にムンホ里にオープンした「KOO HOUSE」は、1年もたたないうちにチョンホ里のオススメ観光スポットとなった。美術館内部に入ると、「第1展示室」「企画展示室」という名称の代わりに「リビング」「寝室」「書斎」「廊下」などと名づけられた空間が広がっている。各空間にはソ・ドホ、ジェフ・クーンズ、ダミアン・ハースト、キース・ヘリングらの作品140点余りのほか、フィリップ・スタルクらの家具など300点余りが展示されている。
  •  芸術とデザインに人並みならぬ見識を持つこの「家」の主人は、KBSや双竜、国民銀行などの企業イメージ(CI)を考えた「デザインフォーカス」代表ク・ジョンスンさん。長い間ムンホ里で暮らしてきたク代表は「人々が有名ブランドの服やバッグを買い、名店でおいしいものを食べながら、家はただ寝るだけの『ベッドハウス』のように考えているのが歯がゆかった。芸術を身近に感じる『美術館のような家、家のような美術館』をつくりたかった」と話している。訪れた人たちが観覧後、「わたしもこんな風に家を飾りたい」と思ってくれたらうれしいという。

     火曜日から日曜日は午前10時30分から午後5時まで、土曜日および公休日は午後6時まで。料金は、ラウンジで提供されるドリンク1杯を含め一般1万5000ウォン(約1500円)、青少年8000ウォン(約800円)、子ども6000ウォン(約600円)。
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