夏にオススメのスタミナ料理、カロリーは…?

  •  初伏(夏至後の3回目の庚〈かのえ〉の日)は三伏の一つで、本格的な暑さが始まる時期に当たる。先祖たちはこの日に合わせ、鶏肉、ウナギ、黒ヤギ、海産物など、気力を養える健康食材を使ったスタミナ料理を食べてきた。しかし、今ではスタミナ料理は高カロリーなので太る心配が先に立つことも。前もってスタミナ料理のカロリーをチェックし、自分に合ったものを選ぶようにしよう。

    ◆参鶏湯

  •  古くから伝わる、夏の代表的なスタミナ料理である参鶏湯は、鶏肉と一緒に高麗人参、もち米、ニンニク、ナツメなどを煮込んだもので、夏に衰えた気力を回復できるメニュー。材料によって差はあるが、1人前600-1000キロカロリー。このようにカロリーが高めなのでは、煮込む過程で出る鶏肉の脂がスープに染み込んでいるためだ。気になる人は、スープより鶏肉をメーンに味わうとよい。

    ◆ウナギ焼き

  •  スタミナ食の代表格であるウナギは、特に男性からの人気が高い。高カロリー、高タンパク食品で、気力の回復はもちろん、美肌効果もあるため、女性にもオススメだ。しかし、ウナギは脂肪の多い魚で、焼いて食べると1人前650キロカロリー以上。体を温める食べ物なので、冷え症に効果的な食材だが、高血圧、糖尿病の人は注意が必要だ。

    ◆海神湯

  •  海神湯(海鮮鍋)は、海の神である竜王がよく食べたと言われ、体にいい食材がたくさん入ったスタミナ料理。鶏肉をはじめアワビ、タコ、貝などさまざまな海産物が入っており、使う食材によって差はあるが、1000キロカロリーを超える。

    ◆ドジョウ汁

  •  ドジョウ汁の主な材料であるドジョウはカルシウムが豊富で、丈夫な骨をつくるのに効果的。また、不飽和脂肪酸を多く含んでおり、コレステロール値を下げ、血液の循環をよくしてくれる。そのため、現代人の慢性病といえる成人病を予防することができ、高タンパク食品なのでダイエットにも効果的。ほかのスタミナ料理に比べてやや低い、400-500キロカロリー。ドジョウは体を温める食べ物なので、体温が高い人は大量摂取に注意が必要だ。

    ◆醋鷄湯

  •  暑い夏、冷たいスタミナ料理が食べたかったら、醋鷄湯がよい。醋鷄湯は、細かく裂い鶏肉に氷、キュウリなどを加え、さっぱりした鶏スープで味を整えた、スープ料理の一種。しかし、醋鷄湯も鶏肉のスープを使っているだけに、1人前600キロカロリーとやや高め。醋鷄湯を作るとき胸肉を使用し、具中心に食べるとよい。

イム・ソミン記者
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