自分だけのアジトで読書しながら至福の一杯!

  •  出掛け先で1泊しなくても、少しの間休息を取りながら読書を楽しめる場所がある。好きな本と音楽、そしてビール1杯。ここならどんどん本を読み進められる。

     ソウル市麻浦区の「セレン・ブック・ピティ」。「意外な発見」を意味する「serendipity」と「book」を組み合わせた名前の通り、読書しながら意外な楽しみを見いだせる。書店であり、カフェであり、バーでもある。本を読みながらコーヒー1杯、ビール1杯の余裕を楽しめる。本は基本。およそ50種のさまざまな瓶入り輸入ビールをはじめ、クラフトビールを提供しており、本とビールを楽しむのにピッタリの場所だ。


  •  ひそかに本棚の間にある「ブックベッド」は、一人で横になって読書を楽しめる空間。秘密のアジトのようなこの空間では、他人の目を気にしたり、邪魔をされることなく、本を読みながら自分だけの時間を楽しめる。ふわふわのソファベッドやおしゃれなインテリアが置かれた空間でゆったり過ごすのもいい。本棚の後ろに隠れているトイレのドアを発見するのも、ここだけの一風変わった楽しみだ。

     江原道原州市の伝統市場である中央市場の2階。若者たちが集まってつくった迷路芸術市場に、独特な名前、ヴィンテージ感あふれるインテリアで目を引く書店がある。この書店があるのは、もともと洋服のお直し専門店があった場所。書店の名は、お直し専門店の名前をそのまま付けた「トンギョン修繕」だ。「本があります。ビールもあります。いい歌があります。ほかに何が必要ですか」。店の前に掲げられた案内文のように、本とビール、音楽を楽しめる小さな書店だ。木曜から日曜午後まで営業しているが、わざわざこの店にやって来て本とビールを楽しみながら時間を過ごす常連客もいる。独特な雰囲気なので、記念に写真を撮るのもいい。営業時間や取り扱い書籍は、店の写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」参照。

     済州道済州市のアロハ書斎は、本と酒を楽しめる、いわゆる書店兼バーだ。読書しながらビールやワイン、ウイスキー、カクテルを飲むことができる。旅行先で読むのにピッタリの詩集、エッセイから古典、小説まで、書斎のあちこちに並んだ本を好きなだけ読むことができる。バーの席から個室まで、最大収容人数16人という小さな空間だが、午後2時にオープンするやいなや満席となる。奥にある静かな個室や飛揚島が眺められるルーフテラスは特に人気だ。
カン・ジョンミ記者
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