韓国人も知らなかった! 「キムチ味の○○」

  •  キムチは韓国を代表するソウルフードだ。抗がん作用、老化防止などに効果があるものの、辛味や酸味のため、外国人にとっては好き嫌いが分かれる食べ物だ。しかし最近、キムチの味や栄養を生かした商品が海外で販売されており、話題を集めている。キムチ味のホットドッグにキムチジュース…。われわれには耳慣れないが、海外では人気を集めているキムチメニューにはどんなものがあるのだろうか。

    ◆MLBテキサス・レンジャースのホーム球場にある「キムチ・チリ・ホットドッグ」

  •  今年3月、米大リーグのテキサス・レンジャースのホーム球場に異色のメニューが登場した。球団側は、ホーム球場で販売する今年の新たなメニュー19種を発表、そのうち「フリトス・キムチ・チリ・ドッグ」が話題を集めた。これは、ホットドッグの上にキムチ・チリ・ソースとパクチー、そしてサクサクしたフリトス・コーンチップがかかっているもので、価格は1個10ドル50セント(約1120円)。世界的な健康食として知られるキムチをホットドッグとともに楽しむという発想から、多くの米国人の間で好評を集めているという。参考までに、秋信守(チュ・シンス)選手が現在、テキサス・レンジャースに所属している。

    ◆KFC「辛い鶏カルビ・チバプ」

     チキンとご飯を一緒に食べるチバプ(チキン+バプ〈ご飯〉))は、すでに一つの文化として定着している。からっと揚がったチキンとご飯を一緒に食べることにより、満腹感を得られ、ほかにおかずがなくても十分だという長所がある。こうした流行に乗って、チバプにキムチを加えた商品が登場。今年6月、KFC(ケンタッキーフライドチキン)は「辛い鶏カルビ・チバプ」を発売したが、辛みの強い鶏カルビと炒めたキムチがうまくマッチしていると評価されている。

    ◆マクドナルド・シンガポール「キムチ・シェイカー・フライ」

  •  マクドナルドは国別に特徴を生かしたメニューを売り出している。韓国ではプルコギ(韓国風すき焼き)バーガーを、ドイツではソーセージバーガーを、日本ではてりやきバーガーなどを味わうことができる。そんな中、シンガポールで韓国の食べ物であるキムチを使った新メニューが登場し、話題を集めている。マクドナルド・シンガポールは今年2月、「ソウル・スパイシー・チキン・バーガー」と「ソウル・スパイシー・ビーフ・バーガー」を発売。また、キムチ味のソースを使った「キムチ・シェイカー・フライ」も売り出した。食べた人たちは「思ったよりおいしい。キムチと肉の味がマッチしている」と評価している。

    ◆アマゾン「キムチジュース」

  •  韓国人も耳慣れないキムチジュースが、米国最大手のオンライン小売業者「アマゾン・ドット・コム」で販売されている。キムチジュースは、米国の有機食品メーカーである「ゴールドマイン・ナチュラルフード」が発売したもので、ジュースの主な成分は、キムチを作るときに使うタマネギ、ニンニク、唐辛子、人参、ショウガなどで、有機100%にこだわっているという。辛い味に慣れていない米国人のため、辛さ控えめになっており、キムチの栄養成分がそののまま入っているので健康にいいとのことだ。キムチジュースは1本(907グラム入り)17ドル(約1900円)で販売されており、中毒性のある味だという評価とともに、思ったよりおいしいという声も多い。

イム・ソミン記者
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