韓屋と近代建築物が共存する「光州の貞洞キル」を歩こう!

  •  1913松汀駅市場から車でおよそ20分のところにある歴史文化村(光州市南区楊林洞)は、光州旅行の際、ぜひオススメのスポットだ。 楊林洞は、全羅道地域における宣教活動の中心地。1904年に宣教師ユージン・ベル、クレメント・オーウェンらが訪れ、教会やスピア女学校、グラハム病院を設立し、「西洋村」と呼ばれるようになった。韓屋(韓国の伝統家屋)やオシャレな近代建築物が建ち並んでいて、ソウルの貞洞キルのように過去と現在、東洋と西洋が共存しており、不思議な雰囲気を漂わせている。
  •  観光案内所である「楊林村物語館」をスタート地点とし、楊林洞の歴史をたどることができる。楊林村物語館からコ・グァンピョ邸、チェ・スンヒョ邸などに続く路地を抜けると、楊林五叉路、楊林洞コミュニティーセンター、ペンギン村がある。キム・ドンギュン村長(63)が隣人らとともに不用品をリサイクルしてつくったペンギン村は8月14日、「平和の少女像」が設置され、よりいっそう注目されている。楊林五叉路の周辺には最近、レストランやカフェ、白黒写真館などが続々と登場し、多くの若者たちが訪れるようになった。オーウェン紀念閣、楊林教会、宣教師ロバート・ウィルソン邸などが、楊林五叉路を中心に徒歩10分圏内にある。

     楊林洞は詩人・金顕承(キム・ヒョンスン)が詩心を育んだ場所でもある。宣教師ロバート・ウィルソンを通じて初めてコーヒーの味を知り、生涯茶を愛した金顕承の息遣いが感じられる場所にふさわしく、楊林洞には個性ある喫茶店が多い。コーヒー好きなら、ロイズコーヒーからハイファイブガーデンまで、新たに登場したカフェをめぐりながら、カフェツアーを楽しむのもいいだろう。

     楊林洞近代歴史文化探訪プログラムを事前申請すれば、ガイドとともに楊林洞内をめぐることができる。公共交通を利用する際は、光州松汀駅からクムナム55番バスに乗って基督病院で下車(所要時間50分)するか、地下鉄・南光州駅で下車(商用時間50分)すればよい。
イ・ギョンミン記者
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