おつまみ? 弁当? 進化する韓国のコンビニ弁当

  •  コンビニエンスストアの弁当が日々進化している。今では簡単に食事を済ませる段階を超え、一人で食事し、一人で酒を飲む、いわゆる「おひとりさま」にとって頼れる一食となり、一度は食べてみるべき特別メニューとして認められている。最近変化を繰り返し、消費者の関心を集めている弁当。簡単なおつまみだったものがしっかりとした食事になり、海外に行かなくてもその国の料理を味わえる、コンビニエンスストアの弁当を紹介しよう。

    ■おつまみ? 弁当? 二つの顔を持つ弁当

  •  コンビニ大手のGS25は弁当シリーズを販売しているが、このたび一食の食事ではなく、簡単におつまみ兼食事として楽しめる弁当を発売した。この商品の最も大きな特徴は、ご飯とおかずを分けて購入できることだが、しっかり食べたいときは1000ウォン(約100円)でご飯を別途購入すればよい(白米・黒米の2種から選択)。昼は弁当、夜はおつまみとして楽しめるこのメニューのおかずは、これまで消費者から最も人気があったメニューであるチキン、ハンバーグの2種類からなり、値段はそれぞれ3600ウォン(約360円)。人気メニューで構成されているため選ぶ楽しみがあり、電子レンジで温めるだけで簡単に食べることができ、一人で食事をするときやちょっとしたメニューがほしい人から好評を集めている。

    ■家庭で楽しむ日本の家庭料理

  •  日本食をテーマにしたドラマや映画が人気を集めており、旅行などを通じ日本食への関心が高まっている。しかし、家でまともな日本食を作るのは用意ではない。GS25では、ワールドキッチンシリーズとして日本の家庭料理をコンセプトにした弁当「深夜食堂」を発売した。これは、白米と鮭のみそ焼き、鶏から揚げ、エビフライ、かまぼこ、枝豆、明太マヨ、高菜漬け、ミルフィーユとんかつ、豚焼き肉、卵焼きなどおかず11品からなり、値段は6000ウォン(約600円)。これまでチゲなど韓国的色合いが濃い弁当が主に販売されていたが、異国的な味、風味を誇る「深夜食堂」が発売されたことにより、コンビニで今まで以上に多様な味を楽しめるようになった。

イム・ソミン記者
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