涼しいワイン洞窟で1杯いかが? /全南・光陽

  •  「涼しい洞窟でワインを飲むなんて最高」。釜山からやって来たというチョン・マンギさんは先日、ワイン洞窟を後にしながら満足げな表情を浮かべていた。気温17度のワイン洞窟で涼みながら、ワインバーで1杯飲み、気分がよくなったからだ。
  •  全羅南道光陽市光陽邑にある光陽ワイン洞窟は、2017年7月7日にオープンした。2011年まで列車が通っていたが、廃線となったこの場所を、民間企業が新たに整備した。口コミで広がり、すでに有料入場者数が10万人を超えた。列車が通っていたトンネル周辺は木々が生い茂っている。トンネルの入り口付近には滝が、地面や壁にはブドウや梅の絵が描かれている。高さ6メートル、幅4.5メートル、長さ301メートルのトンネル内部には、さまざまな種類のワインをそろえたワインバーやカフェがある。家族連れや恋人たちがワインボトルやブドウの木、ハート、ワインを注ぐ様子を描いた絵の前で記念撮影を楽しむ。床の魚や花がさまざまなな反応を見せるインタラクティブメディアが目を引く。バーチャルリアリティー(VR)ゴーグルを使って宇宙や恐竜たちが暮らす世界を体験するゾーンは、子どもたちに人気だ。多くのミニ電球が洞窟を照らすエリアでは、恋人たちが足を止めている。

     ここを開発したナルシャ観光開発のチェ・ムギョン代表は「近くのソクチョン第2トンネル(290メートル)と廃鉄橋(97メートル)も、ワイン体験場や列車カフェ・レストランなどにする予定」と語った。洞窟は午前10時から午後8時まで営業。入場料は大人3000ウォン(約300円)=学生・子どもは2000ウォン〈約200円〉=。
光陽=クォン・ギョンアン記者
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