芸術の秋、景色の美しい図書館で読書はいかが?

  •  さわやかな風が吹き、読書にピッタリの季節、秋がやって来た。読書だけでなく美しい秋の風景も楽しめる、ステキな図書館を紹介しよう。

    ◆美しい散策路がある正読図書館

  •  ソウル市鍾路区にある正読図書館は、1977年に開館し、現在50万冊余りの蔵書がある。文化財庁登録文化財第2号に指定されているこの建物は、朝鮮の開化派・金玉均(キム・オクキュン)、徐 載弼(ソ・ジェピル)、朴斉純(パク・チェスン)らが暮らしていた場所だ。正読図書館は人気観光スポット・北村にあり、多くの人が訪れる。広い芝生、噴水、東屋などがあり、景色が美しく、散策するのにピッタリの図書館だ。

    ◆ソウルタワーを眺めながら読書を楽しめる南山図書館

  •  南山図書館の前身は京城府立図書館(ソウル市中区)で、1922年に開館し、1964年に現在の場所に移された、長い歴史のある図書館だ。南山の美しい自然を楽しめるこの図書館は、心の休息を取るのにもピッタリで、勉強するのにもいい空間。特に、紅葉が色づく秋の南山の風景はとても美しい。

    ◆公共芸術専門の安養パビリオン公園図書館

  •  安養パビリオン公園図書館は、市民たちが公共芸術をよりいっそう身近に感じられるよう設立された空間で、安養芸術公園内にある。世界的な建築家アルヴァロ・シザ・ヴィエイラが設計した安養パビリオンの建物は、自然環境と調和を成している造形芸術作品だ。ここは壁面がガラス張りになっているので自然の光が取り入れられており、棚や机、いすが段ボールなどでつくられた、韓国唯一の紙製公共芸術専門図書館と言える。

    ◆洋館と韓屋がマッチした青雲文学図書館

  •  仁王山のふもとの森の中にある、初の韓屋(韓国の伝統家屋)公共図書館である青雲文学図書館は、韓屋型洋館と韓屋が調和を成している。ここは詩や小説、随筆メーンの文学に特化した図書館だ。山を抱く図書館らしく、澄んだ空気と美しい自然を満喫することができ、韓屋の静けさと余裕が、日常に疲れた人々の心を癒してくれる。

    ◆本と文化、そして自然が共存する坡州・知恵の森

  •  京畿道坡州市にある出版団地の象徴とも言える「知恵の森」は蔵書50万冊以上を誇り、カフェや体験空間などもあるため、家族や友人たちと訪れるのにピッタリの場所だ。また、出版団地を突っ切る散策路、おしゃれなブックカフェなどが、秋の情緒やロマンをいっそう引き立ててくれる。最近、「知恵の森」はドラマ『彼女はキレイだった』(MBC)のロケ地としても知られるようになり、よりいそう話題を集めている。

    ◆湖が見える、景色が美しい国立世宗図書館

  •  世宗特別自治市にある国立図書館として、2013年に開館。本を広げたようなデザインの建物が目を引き、図書館のどこからでも湖の美しい景色が眺められる。


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