慶州・皇理団通りで新羅の王陵を眺めながらティータイム

  •  「長い歴史が感じられる建物と洗練された店が入り交じり、一風変わった雰囲気がしますね」。シン・ヨンソンさん&クァク・ミスクさん夫妻は11月5日、新婚旅行で慶尚北道慶州市皇南洞にある「皇理団通り」を訪れた。クァクさんは「レトロな雰囲気が漂うカフェや若者好みの飲食店が入り交じっていて、ここに来てよかったと思う」と語った。

     慶州では最近、ソウルの経理団通り(竜山区梨泰院洞)のように、皇理団通りが人気を集めている。皇理団通りは、大陵苑入り口から皇南小学校交差点まで続く700メートルの通りと、大陵苑西側にある450メートルの石垣通りのことを言う。この一帯は慶州で最も立ち後れた地域だった。大陵苑・韓屋(韓国の伝統家屋)村・瞻星台などの史跡が付近にあり、これまで文化財保存地域ということで建物の増改築が困難だったため、商圏が低迷。しかし、昔の姿をそのまま生かして開発した点がむしろ好評だった。 通りの風景がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて広まり、観光客があふれる慶州の新たな名物となった。

  •  週末や休日になると、およそ1万人が皇理団通りを訪れる。主に若い観光客だ。特に、新羅の古墳や王陵を眺めながら食事を楽しめる飲食店が人気だ。カフェやギャラリー、白黒写真館も、家族連れなどでにぎわっている。ビアホールやフュージョン料理店はもちろん、改良韓服(日常生活で着やすいようデザインされた韓服〈韓国の伝統衣装〉)レンタル店なども若者たちに人気だ。慶州市の関係者は「今後駐車場を増やし、大型車両を規制するなど、皇理団通りを文化・歴史・芸術をテーマにした名所にしたい」と語った。
慶州= クォン・グァンスン記者
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