ホーチミンを魅了した「風の韓服」

  •  ベトナム・ホーチミンに18日夜(現地時間)、「韓服(韓国の伝統衣装)韓流」の風が吹き荒れた。

     韓服デザイナーのイ・ヨンヒが「ホーチミン-慶州世界文化エキスポ2017」の開幕を記念して開催したファッションショーに、ホーチミンの市民や観光客5000人余りが集まり、韓服の美しさをたたえた。

  •  イ・ヨンヒはこの日、ホーチミン市庁前の通りに設けられたステージで、第1部・2部に分けて、朝鮮王朝時代の宮中衣装や韓国の四季をテーマにつくった韓服などを披露した。

  •  イ・ヨンヒは特に第2部で、フランス・パリや米国ニューヨーク・コレクションで発表して好評を博した「風の服」を披露し、大きな拍手を浴びた。「風の服」はイ・ヨンヒが伝統韓服のチマ(スカート)部分を再解釈してつくったドレスだ。1993年にパリのプレタポルテでこの服を目にした仏紙ル・モンドの記者が「風が吹くたびにはためく様子がとても美しい」として付けた名前で、イ・ヨンヒの代表的作品となった。

  •  オーストラリアからやって来た観光客アンジェリーナ・ターナーさん(32)は「韓服ファッションショーを初めて見たのだが、東洋的な華やかさと節制された美しさを同時に感じることができた」と感想を述べた。

     このファッションショーはチョ・ウンジKBSNアナウンサーの司会により行われ、イ・ドンウ慶州世界文化エキスポ事務総長、キム・チュンヒ慶北会名誉会長をはじめ、ホーチミン市文化体育観光局の副局長らが出席した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
ファッションの最新ニュース