韓国には「○○デー」がいっぱい! どうやって作られたのか

  •  特定の日に特別な意味を付与した「○○デー」は、多くの人が楽しめる新風習の一つだ。

     「○○デー」は1990年代、バレンタインデーにプレゼントを贈り合うのが流行し、「記念日マーケティング」に発展。記念日を利用すれば、商品の販売およびPRがよりいっそう簡単にできるからだ。

     以前は「○○デー」と言えばバレンタインデー(2月14日)くらいしかなかったが、今ではその数を数えるのが難しいほど増えている。そのため記念日マーケティングを活用しようとする企業や団体たちは、より意味のある日にちを選ぼうと苦心している。

  •  バレンタインデーと同じ14日には、「ダイアリーデー(1月14日)」、「ホワイトデー(3月14日)」、「ブラックデー(4月14日)」、「ローズデー(5月14日)」、「キスデー(6月14日)」などがあり、早くも記念日として定着している。

     同じ数字が並ぶ日も、「○○デー」として好まれる。同じ数字が並び日には「サムギョムサル(豚バラ肉)デー(3月3日)」、「ペペロ(韓国版ポッキー)デー(11月11日)」などがある。

     特定の単語と発音が似ている日も、記念日マーケティングでよく活用される。9月9日は、ニワトリにエサを与えるときに出る声「クク」と9の発音が似ているとして、鶏肉と卵の消費促進のための日である「ククデー」に指定された。

     9月8日は、数字の9(ク)8(パル)がクッパと発音が似ていることから「クッパデー」になった。この日は以前クッパで有名だった慶尚南道陜川郡が、地域経済を活性化させ、農産物の消費を促すため、クッパを食べる運動を繰り広げる日だ。

     同じ理由で、2月3日は「朝鮮人参デー」、5月2日は「キュウリデー」および「鴨デー」、6月9日は「肉牛デー」になった。

     そのほか、漢字の意味を基にした記念日マーケティングも。11月11日は「韓牛(韓国伝統の肉牛)デー」、8月18日は「米デー」となっている。

     また12月12日は、数字1(ハナ)と2(イ)が英語のハニー(Honey)と発音が似ていることから「はちみつデー」に指定された。

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