ビールを飲みに済州へ! 醸造所ツアーが人気

  •  済州道では最近、済州道の水と原料を使ってビールをつくる醸造所が増えている。醸造所でつくったビールはもちろん、醸造過程も目にすることができ、済州旅行の新たなトレンドして定着しつつある。済州道でしか体験できない、同道内のビール醸造所を見てみよう。

    ◆済州ビール
  •  済州市翰林邑にある済州ビールは2017年8月にオープンした、韓国最大規模のビール醸造所だ。済州ビールは米国の代表的なクラフトビールメーカーであるブルックリン・ブルワリーとタッグを組み、世界的に知られるブルワー(醸造家)、ギャレット・オリバー氏監修の下、「済州ウィットエール」をつくり上げた。「済州ウィットエール」は済州道の水、ミカンの皮を使っており、さわやかな風味が感じられるのが特徴で、黒豚焼きやブリの刺し身など、かなりどっしりしたメニューともよく合う。

     済州ビール醸造所を訪れるときは、事前予約すれば醸造所ツアーに参加できる。醸造所ツアーに参加すると、ガイドの説明を聞きながら、モルトの粉砕から商品のパッケージングに至るまで、ビール醸造の主な工程を一目で見ることができる。特に「済州ウィットエール」はまだ済州道でしか味わえないため、よりいっそう特別感が増す。

    ◆Magpie Brewing
  •  済州市東回泉にあるMagpie Brewingは、ミカン倉庫だった空間をビール醸造所につくり変えた。 Magpie Brewingでも醸造所ツアーを実施しており、醸造所体験やMagpie Brewingのビールの味を楽しむことができ、非定期的にさまざまなテーマを設けたパーティーやイベントを開催している。Magpie Brewingを代表するビールは、柑橘類の風味と後味がさわやかな「ペールエール」とボディがライトな「Magpieケルシュ」、濃厚な風味の「Magpieポーター」、そして後味が最も強烈な「Magpie IPA」だ。現在、Magpie Brewingのビールは済州道内の醸造所のほか、済州市、ソウル市竜山区梨泰院洞にある店でも味わうことができる。

    ◆JESPIブルワリー

  •  済州市連洞にあるJESPIブルワリーは、2013年に済州道でオープンしたビール醸造所だ。JESPIは済州の真心と精神を込めたビールを目指し、済州(JEJU)と精神(SPIRIT)を合わせて商号とした。ビールの主な原料として済州の火山の岩盤水を使っており、麦芽は済州産の麦を100パーセント使用している。2016年には大韓民国酒類大賞ストロングエール部門大賞(クラフトビール部門)を受賞し、レッド・ドット・デザイン賞本賞(コミュニケーション部門)も受賞している。JESPIブルワリーも醸造作業空間やビール醸造過程に関する説明を聞くことができるツアーを実施している。ミカンの香りがするホップのペールエール以外にも、強いボディー感のストロングエール、ラガー、バイツェン、スタウトなどさまざまなビールを試飲することができる。
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