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黄布帆船に乗って臨津江をめぐる

  •  統一新羅の最後の王、敬順王は935年、高麗の太祖(王建)に降伏した。臣下となった王は首都・慶州を去り、開城の近くで暮らし た。敬順王は国を失って嘆く気持ちをなだめようと、毎日近くの高い丘に登って臨津江の向こう岸を眺めた。後に敬順王は慶州ではなく、臨津江のそばに埋葬された。

     京畿道坡州市は国を失った王の嘆きを抱く臨津江をめぐる黄布帆船を3月30日から再び運航する、と2月7日に発表。黄布帆船とは漢江の北側エリアなど臨津江一帯を行き来していた船のこと。2004年に初めて運航されたが、船着き場の敷地を軍部隊が所有していたことから、2014年11月に運航がストップしていた。

  •  坡州市はその後、10億ウォン(約1億円)を投じて船着き場の敷地を購入し、駐車場などを整備した。昨年7月に再開した黄布帆船は川が凍っている冬には休み、その後再び本格的な運航を始める予定だ。

     船は坡州市積城面の船着き場を出発し、臨津江の赤壁を過ぎ、高句麗のホロゴル城(史跡第467号)で折り返し、戻ってくる。全長6キロのコースだ。折り返し地点になっているホロゴル城は、高句麗の南端を守る中枢基地だった。高句麗と新羅が接する地域で、激しい戦闘が繰り広げられた場所だ。現在、韓国で最も大規模な高句麗の遺跡でもある。

     黄布帆船は全長15メートル、幅3メートル、帆の長さ12.3メートル、重さ6.5トンで、最大47人乗船できる。一日9回運航され、所要時間は45分。料金は中学生以上9000ウォン(約900円)、37カ月から小学生までは7000ウォン(約700円)。黄布帆船に乗ると、同乗する専門家から臨場感あふれる話を聞くことができる。

坡州= チョ・チョルオ記者
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