日本産マッコリがこんなにあるの!? 東京でセミナー開催

  •  韓日酒文化交流会東京支部では2月24日、日本で購入することができる韓国産マッコリのほか、日本産マッコリに関するセミナーが行われた。韓日酒文化交流会は2016年に結成された民間交流団体で、ジャーナリストや伝統酒醸造家、料理専門家やソムリエなどが主なメンバーだ。今回のイベントは、外部の支援を受けることなく、韓日酒文化交流会東京支部のメンバーたちが日本の消費者たちのために企画した。また、コリアン・フード・コラムニストの八田靖史氏が講師を務めた。

  •  八田氏はただ単に日本で輸入している韓国産マッコリだけでなく、数年前に日本で巻き起こったマッコリ・ブームによって登場した日本産マッコリについても、味や文化の違いを重点的に説明した。八田氏は、日本でマッコリ・ブームは去ったものの、依然として日本の消費者はマッコリ文化に関心を持っており、それを示すためにも今回のイベントをぜひ開催したかったと語った。

  •  薬膳料研究家で、東京支部の顧問を務める新開ミヤ子氏は、マッコリの特徴であるアイボリーカラー、清涼感のある炭酸が、今も日本で魅力的な要素として評価されているとし、こうした点を日本の醸造所はよく知っているため、さまざまな日本産マッコリをつくっているのだと説明。さらに、現在マッコリを好んでいる消費者たちは、マッコリは韓国が元祖で韓国産が最高だと考えているが、日本産マッコリは生のまま供給されており、流通チェーンを中心に輸入されている韓国産マッコリとは新鮮度が異なるということを紹介し、その領域を広げていると語った。

  •  韓日酒文化交流会ソウル支部の理事を務める伝統酒ギャラリーのミョン・ウク副館長は、日本でマッコリをつくっているのは韓国のマッコリや伝統酒の価値を知っているからだが、基準なくむやみに製造しないよう、マッコリという用語を使うことができる国際規格を一日も早く作るべきだと主張した。

イム・ソミン記者
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