ゼリーだけじゃない! 韓国で今、こんにゃく商品が人気

  •  無色・無味・無臭の代名詞とされていたこんにゃくが華麗な変身を遂げている。おでんの具として食べることが多かったこんにゃくだが、今やゼリーをはじめ麺、炒め物になって人気を集め、こんにゃくと知らずに食べられているほどだ。
  •  豊富に含まれている食物繊維によって満腹感が得られやすく、カロリーは100グラム当たりわずか5キロカロリーほどのため、こんにゃくはダイエット食品として人気だ。最近では、何の味もしないこんにゃくの欠点を補う調理法や商品があふれている。オンラインショッピングサイト「オークション」によると、2018年3月のこんにゃく関連商品の売り上げは前月比48%、前年同期比82%アップしたという。

     こんにゃくゼリーが人気を引っ張った。ぷるんとした食感は、ゼラチンでつくったものに引けを取らない。味はリンゴやモモからカラマンシー、マンゴーといった熱帯のフルーツまでさまざまだ。こんにゃくゼリーの人気は、日本を旅行した人たちがわれもわれもとこんにゃくゼリーを買ってきたことから始まった。しかし、こんにゃくゼリーを食べてのどにつまるケースが発生し、2017年末からカップ型のこんにゃくゼリーは韓国への持ち込みが禁止されている。

     「こんにゃく麺」と呼ばれる糸こんにゃくは、麺のようにスープに入れて食べられていた。最近では刺激的な味のソースで和える調理法が人気だ。肉やキムチ、海鮮などさまざまな具を加える。小麦粉でつくった麺に比べカロリーが低く、味もいい。こんにゃく米はこんにゃくを米粒のようにしたものだ。白米や玄米に混ぜて炊き、ビビンバやチャーハンにして食べる。こんにゃく米でつくった「こんにゃくリゾット」などのレトルト食品も登場した。こんにゃく炒めはこんにゃく米を炒めたもので、ポン菓子のような味がする。

     チキンとこんにゃくの組み合わせもある。トゥーゾーンチキンは最近、チキンにこんにゃく混ぜ麺を添えたセットを発売。同社の関係者は「(チキンの箸休めとして定番の)大根の酢漬けを混ぜ麺に代えたもので、小麦粉の麺ではなくこんにゃく麺を提供している」と語った。
キム・サンユン記者
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