公州で特産品の栗を使ったビビンバ・酢豚などを味わおう!

  •  栗で有名な公州は、栗を使った料理に特化した店がいくつもある。公山城向かいの路地にある市場精肉店食堂は、公州産の栗を使ったユッケビビンバ(1万2000ウォン=約1200円)が人気だ。雌の韓牛(韓国伝統の肉牛)だけを使っているという店主夫婦は、毎朝5時には起きて栗の皮をむき、当日ユッケ(3万5000ウォン=約3500円)に使う材料の準備をする。やわらかいユッケにカリカリした栗が加わり、よりいっそう淡泊ながら甘みがかんじられる。ユッケビビンバには韓牛のソンジ(牛の血を固めたもの)入り酔い覚ましスープが添えられて出てくるが、ソンジの香りが濃厚だ。

  •  韓川里にある韓川里パムスタ村は、公州産の栗を使った酢豚(小1万5000ウォン=約1500円、中2万ウォン=約2000円、大2万5000ウォン=約2500円)、栗手打ちチャジャン(韓国式ジャージャー麺、5500ウォン=約550円)、栗海鮮チャンポン(6500ウォン=約650円)、栗海鮮チェンバン(大皿)チャジャン(2人前1万6000ウォン=約1600円)などを食べに、遠方からも多くの客がやって来る。サクサクに揚げた豚肉が逸品の酢豚は、たれなしで食べてもおいしい。チャジャン麺とチャンポンは手打ちのため麺にコシがあり食感がいい。ただし、村の奥まったところにあるため、店に向かう途中、カーナビの案内を疑わしく思うほどだ。韓川貯水池を過ぎて1分ほどのところにある。店主は「海産物など食材の価格が上がり、不本意ながら4月16日よりメニューの金額を少し値上げする予定だ」と語った。
  •  公州の旧都心にも、済民川に沿って人気店が集まっている。公州には比較的麺料理店が多いが、コガネカルグクス(麺料理の一種)は1960年代、織物工場を飲食店に改造した店だ。牛の脚の骨を煮込んだスープに無漂白の韓国産小麦でつくった麺、白菜、きのこなど各種野菜を加えて煮込んだククスジョンゴル(鍋料理、2人以上なら1人当たり6000ウォン〈約600円〉ずつ、1人の場合は7000ウォン〈約700円〉)は、牛の脚の骨を煮込んだスープのあくや脂っこさが感じられない。肉質のやわらかいゆで豚(小1万5000ウォン、大2万ウォン)を一緒に注文する人が多い。キムチ、モヤシ、ニラ、豆腐、豚肉などを具に入れた平壌式ギョーザ鍋(小2万ウォン、大2万5000ウォン)も人気が高い。

     各店とも材料がなくなると早めに閉店する場合があるので、確認してから訪れる方が「安全」だ。
公州= パク・クンヒ記者
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