陰暦の3月と言えば、キムジャン(越冬用のキムチ漬け)が底をつく「キムチ春窮期」だ。底をつくまではいかなくても、臭みが出たり、やわらかくなったり、キムチ冷蔵庫にきちんと保管していても食べ飽きて嫌になることがある。寺刹料理(精進料理に相当)の専門家である正寬住職(白羊寺・天真庵)は「寺でもこの時期になるとキムチがなくなる。春に出てくる旬の食材で春キムチを漬けて食べると食欲がよみがえる」と語った。正寬住職は4月21日、ソウル市鍾路区仁寺洞の「ミュージアム・キムチ館」で寺刹式春キムチの漬け方を紹介した。