ソウルは塩、慶尚道はみそ…地域によって違うスンデの食べ方

  •  スンデ(豚の腸詰め)を購入すると、うっすら赤い色をした粉をくれる。やや薄味のスンデに塩をつけて食べると、スンデの味わいが増す。だが、全ての人がこの塩をつけて食べているわけではない。各地域ごとにスンデにつけて食べるたれが異なるため、どの地域でどんなたれを使って食べているのか、見てみよう。

    ◆ソウル・京畿道
  •  粉唐辛子とコショウが入った塩は、スンデを食べるとき、最も一般的に使われている。しかし、綿密に言えば、ソウルと京畿道で主に使われているものだ。好みによってごま塩を加えることもあり、味がついていないスンデに塩と胡椒の味を加えることで、味わいが増す。

    ◆慶尚道
  •  慶尚道地域では、スンデにみそだれをつけて食べる。たれが少し硬めだったら、サイダーを混ぜてのばし、それを付けて食べることもある。

    ◆全羅道
  •  全羅道地域では、スンデに酢みそをつけて食べる。スンデが食べられない人でも、辛くて酸っぱい酢みそを付けると食べやすい。

    ◆忠清道・江原道
  •  忠清道や江原道ではアミの塩辛をつけて食べる。スンデスープにアミの塩辛を入れて食べると味に深みが出るように、スンデにアミの塩辛をつけて食べると、刺激が増す。また、スンデにアミをのせて食べると、弾けるようなアミの食感を楽しむことができ、一味違う。

    ◆済州道

  •  済州道ではもち米の代わりに麦を使ってスンデをつくるため、スンデがやや硬めだ。だから液体のたれ、しょう油が好まれる。ややピリッとする辛味を求めるなら、しょう油にわさびを加えて食べるとよい。
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
グルメの最新ニュース