食通が注目する海南の絶品グルメとは?

  •  最果ての村、頭輪山、大興寺などで有名な全羅南道海南郡は食通たちの間で、観光スポットだけでなく、食べものがおいしいことでも知られる。さまざまな海産物、鶏肉を使ったコース料理、大興寺のウェルビーイング食など、海南を旅行するなら必ず食べてみるべきグルメを紹介しよう。

    【海南を代表するメニュー】

    ◆刺し身定食とデトックス食

  •  海南・最果ての村では、季節ごとにさまざまな海産物を楽しむことができる。美しい多島海でとれた新鮮な魚を使った刺し身定食やデトックス食は当然、全国一と言える。最果ての村には郡が指定した活魚刺し身村14カ所、デトックス海鮮料理販売業者5カ所があるが、それぞれ活魚はもちろん、春になるとクルマエビやイイダコ、テナガダコ、秋にはサワラの刺し身などを、新鮮な海の幸を味わえる。

    ◆鶏肉コース料理

  •  徳陰山のふもとにある青い雨が降る家、緑雨堂や海南尹氏漁樵隠公派の600年にわたる悠久の歴史、孤山・尹善道(ユン・ソンド)や恭齋・尹斗緖(ユン・ドゥソ)ら芸術家たちの魂が息づく場所、孤山・尹善道遺跡地に行くなら必ず食べてみるべきメニューがある。

     田舎で飼育された鶏1羽を使った、鶏料理の決定版とも言えるコース料理がまさにそれだ。つやつやしたむね肉をたれにつけて食べると口の中で溶ける鶏ユッケ、真っ赤なたれで炒めた鶏プルコギ、脂を落としてカリッと仕上げた焼き鶏、口の中いっぱいに広がる栄養満点の水炊き、しめの鶏粥の5品からなるコースで、鶏1羽を使って作れる全てがそろっている。テレビの情報番組で海南グルメを紹介するときには欠かせない、海南の特色あるメニューで、味も言うことなしだ。

    ◆大興寺のヘルシーメニュー

  •  世界文化遺産への登録を控えている古刹・大興寺は、海南の名山・頭輪山にあり、1年を通じて美しい景色を誇る。ここには郡指定のウェルビーイング飲食村19カ所があるが、頭輪山のふもとに自生するさまざまな山菜を使った山菜定食や蓮の葉、松葉、レンズ豆などを使ったヘルシーメニューが逸品だ。麦飯にマッコリを1杯添えれば言うことなし。キノコ料理専門店、豆腐料理専門店など、お手頃価格の食事で体も心も健康になれる。

    ◆海南韓定食

  •  海南を訪れた観光客たちが最も喜んで食べているのが韓定食だ。海南にはおふくろの味が楽しめる韓定食店が多いが、100年の伝統を誇るトッカルビ(韓国風ハンバーグ)定食、南道伝統韓定食、フュージョン韓定食など、それぞれ特色のある韓定食がそろっている。海南の韓定食は海南の海、山、田畑で育った食材を用いて作られる。多島海でとれた新鮮な海産物や豊かな土壌で育った作物、畜産物を使った料理は、山海の珍味を並べた王の食事に劣らない。海南のローカルフードを楽しみたかったら韓定食がピッタリだ。

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