韓国に現存する最古の太極旗、国立中央博物館で公開

  •  光復節(日本の植民地支配からの解放記念日、8月15日)を迎えるに当たり、韓国に現存する最古の太極旗(韓国の国旗)が公開されることになった。

     国立中央博物館は10日、第73周年光復節を迎えるに当たり、8月13日から19日まで、常設展示室1階中近世館大韓帝国室で韓国国内に現存する太極旗のうち最も古い、通称「デニーの太極旗」(登録文化財第382号)を披露すると発表した。

     O・N・デニーは高宗の外交顧問で、1886年に清の李鴻章の推薦により外交顧問になったが、自主外交を望む高宗の意向に従い、清の干渉を批判した。清をけん制する外交活動を行ったことにより、O・N・デニーは清から嫌われ、1890年に外交顧問の職を外された。高宗はそんなO・N・デニーに対し、自分の気持ちを込めて太極旗を贈った。

     O・N・デニーの子孫が保管していた太極旗は1981年に韓国に戻り、国立中央博物館が所蔵していた。そして、2008年の光復節を前に文化財に登録された。デニー
    の太極旗は横263センチメートル、縦180センチメートルで、四卦の形態は現在の太極旗と一緒だが、配置が異なる。

     大韓帝国室では米国の牧師ノーブルが所蔵していた太極旗、1900年にパリ万国博覧会で大韓帝国展示館の様子を紹介したフランス紙ル・プティ・ジャーナルなど、さまざまな展示物を見ることができる。
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