昌慶宮の昔の姿は? 東闕図を見ながら解説者と踏査

  • 「東闕図」
    ▲ 「東闕図」
     1826-1830年にかけて昌徳宮と昌慶宮の姿を描いた「東闕図」と今日の昌慶宮を比較しながら踏査するプログラムがある。

     文化財庁昌慶宮管理所は、国宝第249号「東闕図」を基に昌慶宮の昔の姿を見て回る「東闕図とともにめぐる昌慶宮特別観覧」プログラムを実施する。

     昌慶宮は、高宗在位中の1860年代までおよそ2000間の建物があったが、1908年以降、日本による植民地支配の下、多くの建物が焼失し、現在は一部復元などを通じ明政殿など45間ほどが残っている。
  •  東闕図は昌徳宮と昌慶宮を描いたもので、1826-1830年にかけて制作されたものと思われる。およそ3000本の木の絵をはじめ、多くの建物はもちろん、さまざまな文化財などが俯瞰法で描かれており、昔の東闕である昌慶宮と昌徳宮の姿を目にすることができる貴重な資料だ。

     特別観覧では、王宮を守る業務を担ってきた都総府、王宮の馬や駕籠を管理していた内司僕寺、皇太子の空間である東宮、正祖が母親である恵慶宮洪氏のために建てたとされる慈慶殿のように、今ではなくなってしまった建物に関する説明など、専門の解説者による説明を聞くことができる。また、現在昌慶宮に残っている明政殿、歓慶殿、景春殿、通明殿、養和堂や日本による植民地時代に変形された春塘池一帯を、東闕図に描かれている姿と比較しながら鑑賞できる。

     今回のイベントは9-10月にかけて、毎週金曜日午後2時30分からおよそ1時間にわたり行われ、17日から昌慶宮管理所ヌリジプで先着順で申請可能。
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