元気回復にピッタリのお茶はコレ!

  •  突然大きくなった気温差に疲労感を訴える人が多い。特に、午後になると慢性疲労によって無気力になり、だるさを感じやすいが、そんなときには味と香りで感覚を呼び起こす薬草茶を飲んでみよう。農村振興庁は元気回復に効果的なチョウセンゴミシ、クコ、サンシュユを使った薬草茶の活用方法を紹介しよう。

    ◆チョウセンゴミシ
  •  五つの独特な味を持つチョウセンゴミシは、特有の色と香りで感覚を刺激し、ドリンクとして飲むのにピッタリだ。

     チョウセンゴミシは各種ビタミンやミネラルを含んでおり、抗酸化作用がある。疲労を解消するのに役立ち、肝機能を高める効果もあるため、酒を飲んだ翌日に飲むとよい。また、種と果肉に含まれるシザンドリンやシトラールのような成分は抗酸化、抗がん、老化防止、ストレス性潰瘍予防などに効果がある。

     チョウセンゴミシを最も手軽に楽しむ方法は、ジャムにして食べること。水の代わりに炭酸水や炭酸飲料にチョウセンゴミシジャムを入れて飲むと、パンチを効いた味が逸品のチョウセンゴミシエードを楽しむことができる。

    ◆クコ
  •  クコはビタミンとミネラルを豊富に含んでおり、老化防止や目の疲労回復にいい食品で、体や目が疲れているサラリーマンにオススメだ。クコには肝機能を高めるのに必要な栄養素が含まれており、血圧やコレステロールを下げる効果もある。

     クコ茶を最も手軽に楽しむ方法は、市販されているティーバッグやジャムを使うこと。お茶を自分でつくるときは、乾燥したクコの実30グラムに水1リットルを加えて強火で10分、中火と弱火で30分ずつ沸かし、水の量が半分ほどになったら実を取り出せばよい。このとき、クコの実を水に入れる前にフライパンでさっと炒ると、香ばしい味がよりいっそう深みを増す。

    ◆サンシュユ
  •  サンシュユにはサポニン、タンニン、ビタミンAなどの成分が多く含まれており、体がだるいときに飲むと、頭がすっきりする。

     「東医宝監」には、サンシュユは「精神的にふらふらして耳から音が出たり、腰やひざがずきずきして痛い症状」に使われると書かれている。韓方(韓国漢方)ではサンシュユは滋養強壮に効果がある薬剤として知られており、腎臓の機能低下によく利用される「六味地黄元」に使われている。

     サンシュユの実はジャムにして使うことができ、お茶にして楽しむときは、種を取り除いて乾燥させたサンシュユ40-50グラムに水3リットルを加えて煮ればよい。サンシュユ茶は最初は強火で沸かし、沸騰し始めたら中火にしてさらに1時間煮る。できたお茶はフィルターを利用し、実を取り除けば完成だ。
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