ビーズ100万個で描かれた観世音菩薩 /慶南・梁山

  •  玉(ビーズ)100万個で描かれた観世音菩薩が登場した。慶尚南道梁山市にある通度寺は9月22日に始まった開山文化祝祭に合わせ、境内の天王門横に縦5メートル、横3メートルの「ビーズ水月観音図」を展示した。この作品が視線を集めているのは、仏教徒2000人余りが6月23日から100日間かけて、米粒ほどの小さなビーズ100万個を糸に通し、完成させたという点だ。通度寺の僧侶や仏教徒たちは、日本にあった高麗時代の「楊柳観音図」を基に仏教美術家キム・ギュリさんが描いた下絵に合わせ、各カラーのビーズを施していった。作業には針500本、200メートルの釣糸70本(1万4000メートル)が使われた。この期間、通度寺を訪れた一般の仏教徒や観光客も手伝った。
  •  通度寺のドムン僧侶は「昨年の祝祭には古着をキルトのように縫い付けて阿弥陀仏掛仏を制作し、今年3月にはソウル仏教博覧会にも展示した」とした上で「ビーズ観世音菩薩は今夏、猛暑に耐えながら完成させた作品なので、信徒たちが感じる成就感はよりいっそう大きい」と語った。この作品は10月28日まで展示され、その後は通度寺聖宝博物館に寄贈される
キム・ハンス記者
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