ススキに覆われた健元陵など、秋の散策にいい朝鮮王陵の名所

  •  文化財庁は去り行く秋が名残惜しい人たちのため、最高の絶景が広がる朝鮮王陵の名所を推薦した。風水上、最高の場所に設けられた朝鮮王陵の秋の森は、見る人に神秘さすら感じさせるほど美しい景色を誇る。

     ススキで有名な「健元陵」は今月、最も美しい景色を目にすることができる。健元陵は朝鮮の太祖・李成桂(イ・ソンゲ)の陵で、朝鮮王陵のうち唯一、陵がススキで覆われているが、これは朝鮮第3代王・太宗が故郷の咸興に埋葬することを願っていた父親・太祖のために咸興のススキを移植して陵を造成したためだという。
  •  朝鮮王陵の陵寝は、保存管理のため一般人にはほとんど公開されていないが、朝鮮王陵管理所はススキの季節を迎え、11月25日までススキで覆われた健元陵を特別に開放する。事前に予約した40人(1回当たり)に限り、一日3回(10:30、13:30、15:30)、案内人の説明を聞きながら登ることができ、事前予約は朝鮮王陵管理所ヌリジプや電話ですることが可能。

     そのほか文化財庁は最高の紅葉が広がる景色を楽しむことができる場所として、京畿道南楊州市の「光陵」、ソウル市蘆原区の「泰陵」、京畿道高陽市の「西五陵」を推薦した。
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