冬の祭り盛りだくさん、慶尚南道をめぐる旅

  •  星、雪、光、氷、ビクニン…。空、地、海にいるものたちを一つにまとめたものがある。「冬の祭り」だ。今冬、慶尚南道を旅行すると、空、地、海のロマンをすべて楽しむことができる。

     まずは「光」。金海市は12月1日から30日まで、「世界クリスマス文化祭り」を開催。「慶南の梨泰院」と呼ばれる金海市東上洞チョンノキル一帯には12月中、およそ20カ国・地域の特色あるクリスマスツリーが飾られ、美しい光を放つ。

     キャロル競演大会をはじめ、海外からの移住者の出身国のさまざまな文化芸術公演が1カ月にわたり繰り広げられる。金海には「星」もある。「金海天文台冬の夜空の物語祭り」だ。12月15日に金海展望台で開催されるこのイベントは、夜空の星と小物を利用したマジックショー、星の写真展、子ども科学ブース体験などからなる。

  •  「光」は巨済市の「送年花火祭り」(12月31日)、「居昌クリスマスツリー文化祭り」(12月9日-来年1月6日)へと続く。巨済花火祭りは長承浦港一帯で開催される。居昌クリスマスツリー文化祭りは居昌郡庁前のロータリー、居昌橋周辺で行われる。通りにオブジェ、イルミネーションなどが設置され、パレードやフォトゾーン、文化公演イベントなどが繰り広げられる。

     居昌では「雪」「氷」などの祭りも開催される。金猿山自然休養林で行われる「金猿山氷祭り」(12月28日-来年1月14日)や、捜勝台雪そり遊び場の運営(12月-来年2月)などだ。氷祭りでは、まばゆい氷渓谷をはじめ、氷そり、雪滑り台、ミニカーリング場などを楽しむことができる。

     最後に「海」。冬が旬のタラ、ビクニンを味わえるイベントが開催される。「巨済タラ水産物祭り」(12月22日-23日)と「尚州日の出&ビクニン祭り」だ。巨済のタラは朝鮮王朝時代、王に献上されていたほどで、冬の珍味としてよく知られている。

     祭り期間中、生タラ鍋を普段より手ごろな価格で食べることができ、タラ直売市場や魚のつかみ取りなど、さまざまなイベントが企画されている。ビクニン鍋は酒好きたちに好まれるメニュー。南海郡尚州面の銀砂ビーチ一帯で開催されるビクニン祭りでは、さまざまなビクニン料理を味わうことができる。

     慶尚南道観光振興課では「慶尚南道の冬の祭りに来ていただければ、目、口、手、体、そして心で楽しむことができ、幸せを感じていただけるだろう」とコメントしている。
パク・チュヨン記者
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