完全につながった徳寿宮石垣通りを歩こう!

  •  12月7日からソウル市内の徳寿宮石垣通りを完全に一周することができるようになった。ソウル市は「全長1.1キロメートルの石垣通りを全面的に開放する」と発表。

     この日開放されたのは、ソウル市中区の英国大使館正門から大使館職員の宿舎前まで続く70メートルの区間だ。徳寿宮の塀の外の土地が英国大使館所有だったため、塀の内側に新たな道を設けた。これにより、この区間は徳寿宮観覧時間の午前9時から午後6時まで開放される。徳寿宮が休みとなる毎週月曜日は開放されない。

     今や市民たちは大漢門を出発し、徳寿宮石垣通り、米国大使官邸、英国大使館裏門を経て、セシル劇場、ソウル市庁向かいの世宗大路方面に至るまで、徳寿宮の周囲1.1キロメートルを一気に歩くことができる。

     ソウル市は2014年から徳寿宮石垣通りをつなげる事業を推進してきた。英国大使館から昨年8月、1959年から所有してきた大使館裏門側の100メートル区間を返還され、一般に開放した。その後、英国大使館と協議し、今回残る区間をつなげた。59年ぶりに徳寿宮の周囲の道全区間がつながったわけだ。

     ソウル市は新たな区間の開放に合わせ、英国大使館正門から世宗大路まで石垣通りの区間を改めて舗装。中区庁の協力により、ほのかな景観照明が石垣通りを照らす。文化財庁は徳寿宮を訪れた人たちと動線を分離するため、木製の手すりを設置した。

     朴元淳(パク・ウォンスン)市長はこの日午前、鄭在淑(チョン・ジェスク )文化財庁長官、サイモン・
    スミス駐韓英国大使、ハリー・ハリス駐韓米国大使らとともに、大韓聖公会の裏庭で石垣通り連結記念イベントに出席。朴市長は「長期にわたる話し合いと努力の末、徳寿宮石垣通りを完全につなぐことができうれしい」と語った。

キム・ソンヨプ記者
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