北朝鮮が見える! 江原・高城に「統一展望タワー」オープン

  •  韓国東海岸の最北端・江原道高城郡の統一展望台に「統一展望タワー」がつくられ、12月28日にオープンする。

     新たにできた統一展望タワーは高さ34メートルで、既存の統一展望台に比べ30メートルほど高い場所にあり、北朝鮮をより詳しく眺めることができる。高城郡は2015年、老朽化していた統一展望台を代替するため、予算68億8000万ウォン(約6億8800万円)を投入し、広さ5000平方メートルの敷地に地上3階建ての統一展望タワーの建設に乗り出した。既存の統一展望台はリモデリングし、来年から北朝鮮料理専門店として活用する方針だという。

  •  分断の象徴である統一展望台は、1984年2月に建てられた。停戦ラインの最も東側、民間人出入統制線の北側10キロメートル地点に建てられた韓国最北端の展望台からは、日出峰、月出峰、ユクソン峰、玉女峰など、金剛山を代表する峰や「天女ときこり」の伝説で知られる鑑湖、海金剛を眺めることができる。

     統一展望台一帯の平和観光地造成計画も推進される。江原道と高城郡は2012年までに予算270億ウォン(約27億円)を投入し、統一展望台一帯の19万419平方メートルの敷地に平和観光地を建設する方針だ。イ・ギョンイル高城郡守(郡の首長)は「高城統一展望台一帯を韓半島(朝鮮半島)統一観光の拠点として育成したい」と語った。

高城= チョン・ソンウォン記者
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