韓国で今、受験生たちにテンプルステイが人気

  •  大学入学試験を控えた受験生たちの間で「テンプルステイ」が流行している。ひっそりした山寺で座禅や茶道、散策などをしながら静かな日常を体験するプログラムだ。大学修学能力試験(修能=日本のセンター試験に相当)を終え、「一息ついた」受験生たちが成績表を受け取り、あらためて心機一転を図る意味もある。

     今年は大学修学能力試験の難易度が高かったことから、受験生がさらに押し寄せているようだ。歌を歌ったり酒やたばこでストレスを解消するより、瞑想や座禅をして心を落ち着かせようというわけだ。受験生を抱えるハン・ジヒョンさん(49)は「大学修学能力試験という大きな峠を越えたので、浄化の時間が必要だと思い、子どもにテンプルステイを勧めた」と語った。1月27日まで行われる大学入学試験は、ソウルにある主な四年制大学の場合、人間性をチェックする面接を行う医学部、実技試験を行う芸術・体育系の学部など、いくつかの専攻を除けば、大学修学能力試験の成績で事実上選抜が完了する。受験生たちは「もう結果が半分くらい決まっているが、心を落ち着かせるための休息と安静が必要だ」と口をそろえる。

  •  受け入れる寺刹は忙しい。昨年12月、京畿道の寺刹2カ所は高校3年生によるテンプルステイの需要に応えるため集中プログラムを用意した。華城市の竜珠寺では1泊2日のプログラムを通じ、先着順で100人に僧侶との対話、瞑想プログラムを実施。ソーシャル・メディアで人気を集めている詩人ハ・サンウクを招き、特別講演も開催した。南楊州市の奉先寺では精進料理作り、光陵の森ウオーキング体験に300人余りが参加。韓国仏教文化事業団の関係者は「今年国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録され、実際に大学修学能力試験の出題範囲に含まれた慶州市の仏国寺、陜川郡の海印寺、安東市の鳳停寺など、有名寺刹6カ所でもプログラムを実施しており、受験生たちにとって意義深い時間になるだろう」と話している。

     今年大学に志願し、テンプルステイ・プログラムに申請したチャン・ヘヨンさん(18)は「戦争のような入試を落ち着いて終えたいと思い、山寺を訪ねることにした。新年にいい結果が得られるよう期待している」と語った。
アン・ヨン記者
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