済州の特産物を使った商品が人気、続々登場

  •  済州道は自然や休息、そして陸地とは異なる雰囲気を感じることができ、多くの人に人気の高い観光地だ。済州道ブームが続いている中、食品業界では済州の特産物を活用した商品を相次ぎ販売している。済州道に行けなくても済州道の雰囲気を感じられる商品を見てみよう。

    ◆済州産緑茶

  •  済州は中国の浙江省、日本の静岡とともに世界3大緑茶の産地の一つとされ、高級感あふれる味と香りで人気が高い。そんな済州産緑茶を活用したドリンクやアイスクリーム、パンなどを味わうことができる。

     台湾茶・台湾ティーを扱う貢茶(Gong cha)コリアは春を迎えるに当たり、新メニューとして「イチゴ&抹茶ミルクティー」を発売。イチゴ&抹茶ミルクティーは、アールグレイを使ったイチゴミルクティーにさわやかな済州産抹茶とソフトなミルクフォームを加え、三つの材料が調和をなし、完璧な味わいを実現した。特に、茶葉を蒸してから細かく砕き、粉末にした、色の濃い済州産抹茶を使っているのが特徴で、ピンクのイチゴの上に濃い緑色の抹茶が重ねられており、見た目も美しい。

     アイスクリームチェーン「Natuur」では、遮光栽培した済州産緑茶を100%使った「済州緑茶コーン」を味わえる。特に、一番茶だけを使用するなど原料から徹底的にこだわっている商品で、渋みが少なくソフトな味わいで、緑茶の風味をたっぷり感じることができる。

     チョン食品は、済州産緑茶を使った新商品「緑茶ベジミル」を販売している。緑茶ベジミルは植物性タンパク質が豊富な豆乳、済州産の有機緑茶を使用し、淡泊ながらすっきりとした味が特徴だ。

    ◆済州産柑橘類

  •  済州道と言えば、漢拏峰、天恵香、青ミカンなど、さまざな柑橘類が有名だ。甘酸っぱい味、さわやかな香りが逸品で、ドリンクやパンなどさまざまな商品に活用されている。

     ベーカリーチェーン「PARIS BAGUETTE」は、2019年旧正月(今年は2月5日)の贈り物セットとして済州産天恵香カステラを入れた「感謝の贈り物セット」を販売。感謝の贈り物セットには餅どら焼き、ユズあんどら焼きのほか、済州産天恵香カステラが入っているのが特徴だ。済州の味だけを楽しみたかったら、漢拏峰とミカンのバランスがいい済州漢拏峰ロールケーキや済州産天恵香、漢拏峰とミカンの花のはちみつがマッチした済州天恵香カステラが単品でも味わえる。

     デザートカフェ「ソルビン(雪氷・SULBING)」では、済州産漢拏峰と青ミカンで作ったジャムを使った、深くさわやかな香りの「済州漢拏峰茶」と「済州青ミカン茶」を販売。ノンカフェインで、コーヒーが飲めない人も気軽に飲むことができ、さわやかな香りが逸品だ。

    ◆済州の味をコンビニで

  •  済州旅行を楽しむ人が多くなり、済州道で体験した特別な味を日常生活の中で楽しみたいという消費者が増えている。そのため、済州の特産物を活用した商品だけでなく、済州の有名企業とのコラボレーションも活発化している。

     ロッテ七星飲料は1月22日、済州道牛島面にあるカフェ「ブランロシェ」の代表的メニュー、ピーナッツクリームラテと缶コーヒー「カンタータ」を組み合わせた「カンタータ・ピーナッツクリームラテ」を販売。カンタータ・ピーナッツクリームラテは、ダブルドリップ方式で入れたカンタータならではの深く濃厚なコーヒーに国産ピーナッツとクリームを加えたもので、香ばしくソフトな味わいが感じられる。

     コンビニエンスストアチェーン「GS25」はクラフトビール「済州白鹿潭」を発売。済州の特産物である漢拏峰を使っており、さわやかな香りがし、すっきりしたボディ感を実現した済州白鹿潭は、韓国有数のクラフトビールメーカーである済州ビール・ブルワリーが生産し、済州道が直接培養・管理している酵母を使用しており、製造工程の全過程が済州道に関連している。

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