温度の固定観念を崩す! シリアル・麺など新たな食べ方に注目

  •  一般的に、シリアルは冷たい牛乳で、麺は熱いつゆか冷たいつゆで食べる。しかし、シリアルに冷たい牛乳をかけて食べなければならないというのは、一種の固定観念だ。米国では最近、ホットシリアル市場が成長しており。温かくして食べることで、よりいっそう満腹感を得られるという。このように温度に関する固定観念を打ち破り、よりおいしく新たな味を感じられるものを見てみよう。

    ◆温かいミルクで食べるホットシリアル
  •  シリアル市場で最近人気を集めているグラノーラは、温かい牛乳をかけて食べると、1回の食事に相当する栄養を摂取するとともに、おいしさを感じることができる。グラノーラは圧搾したエンバクや麦など、体にいい穀物にはちみつを加え、オーブンで焼いた後、フルーツやナッツなどを混ぜ、穀物の香ばしい味と栄養をそのまま生かしたものだ。

     1960年代からヘルシーな朝食の代用として知られるようになり、甘みが強くなく、多くの人が食べてきた。甘くないため温かい牛乳とよく合い、温かい朝食を好む韓国人にもピッタリだ。ケロッグの「モカグラノーラ」はコーヒーがコーティングされており、牛乳をかけて食べるとモカラテの味を感じられるのが特徴で、コーヒーの味を楽しみながら、しっかり朝食を取ることもできる。

    ◆熱くも冷たくもない麺
  •  一般的に、麺は熱いつゆか冷たいつゆで食べる。しかし、こうした固定観念を打ち破ったぬるい麺が新たに登場している。

     ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で新しいスタイルの麺として注目を集めている豊国麺は、熱くもなく冷たくもなく、麺が最もおいしい温度といわれる40度に合わせた麺を販売。一般的にチャンチククス(韓国式素麺)は熱いつゆでたべるが、豊国麺の「星印ククス」は40度に合わせられており、これは麺を最もおいしく食べることができる温度で、人の体温に近く、胃に負担を与えないという。そのほか、大邱で有名な麺料理店「ククス村」も、四季を通じてつゆがぬるいチャンチククスで人気を集めている。

    ◆冷たいスープ、ガスパチョ
  •  スープは温かいのが一般的だ。しかし、スープだからと言って必ずしも温かくしなければならないというわけではない。

     スペインの代表的家庭料理ガスパチョは冷たいスープだ。飲食店を営む実業家でもあるタレントのホン・ソクチョンはあるバラエティー番組でガスパチョを紹介し、話題を集めたことがある。トマトを熱湯に入れて皮をむき、四等分にした後、キュウリ、ピーマン、ニンニクなどと一緒にミキサーに入れる。さらにオリーブオイル、ワインビネガー、レモン汁、トマトペーストなどを加え、再びミキサーにかけた後、塩で味を調えれば完成。冷蔵保存し、必要なときに取り出して飲めばよい。簡単な食事の代用品として遜色がなく、酸味があるので食欲をそそる料理やパンにかけて食べてもよい。このように、冷たくすることでよりおいしいスープもある。
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