今、院洞が熱い! レトロな通り&リュージュを楽しもう

  •  京釜線三浪津駅と勿禁駅の間にある院洞駅は、院洞旅行の関門と言える。1905年に駅員のいない無人駅として営業をスタートし、改・補修を経ているが昔の駅舎の趣が感じられる。現在はムグンファ号が停車している。



  •  駅前には「院洞駅1970-80年テーマ通り」がある。おどけたような昔の漫画の主人公たちが描かれた壁画、昔風の看板が目に入ってくる。昔の姿そのままに営業中の店舗もある。院洞ごま油はオープンした1977年から、伝統的な精米所方式で主人イ・ボンヒさん(82)が自ら油をしぼっている。隣の「カット、毛染め、こて」と書かれた東亜理髪は、1963年に開業した。昔ながらの理髪店の風景だ。カット代は1万ウォン(約1000円)。ただし、セリ祭りの期間中は休みとなる。

     広々とした洛東江を眺めるのにちょうどいい展望スポットをお探しながら、慶尚南道梁山市院洞面の五峰山西側の絶壁にある臨鏡台に行ってみよう。梁山八景の第七景に当たる臨鏡台は統一新羅時代の東屋で、学者・崔致遠(チェ・チウォン)が「洛東江に映った山の姿はまるで鏡のようだ」と表現した詩に、その名は由来している。日没の時間に合わせて訪ねると、洛東江を赤く染める夕日を眺めることができる。

     若い人や家族連れが最近、旅行スケジュールに組み込んでいるのが、院洞面のエデンバレーリゾート梁山リュージュ体験場だ。トラックは全長2040メートル。リュージュに身を預け、神仏山の裾野を楽しく駆け抜けることができる。体験客キム・ミジョンさん(38)は「一度はやってみるけど二度は乗れないほど足が震えてしまう」と語った。

     そのほか院洞面のチュクチョン山のふもとに位置する新興寺では、本殿の大光殿(宝物第1120号)をはじめ、 仏像や壁画(宝物第1757号)などを目にすることができる。
パク・クンヒ記者
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