韓国で今、欧州伝統の「シャルキュトリー」が人気

  •  一風変わった精肉食堂とともに、フランス語でソーセージやハム、ベーコン、サラミなど食肉加工品を意味する「シャルキュトリー(charcuterie)」の名店が美食家たちの間で人気を集めている。

  •  シャルキュトリー専門店は、一種の食肉加工品食堂だと思えばよい。昨年から本格的に広まり、昨年12月末にはソウル市竜山区漢南洞にイタリア伝統のブルーミーサラミをテーマにした「サラミ・ミュージアム」もオープンした。地下1階、広さ241平方メートル規模の展示室では、イタリア伝統の製法で生肉を自然発酵させ、30日以上乾燥、熟成させたブルーミーサラミの製造過程を目にすることが可能。展示室のブルーミーサラミはサラミ・ミュージアムの上の階にある「THE CHARCUTERIA」で味わうことができる。シャルキュトリー・プラッターやマイスター・シャルキュトリー・プラッターを注文すれば、ブルーミーサラミやビーフスナックなどさまざまな食肉加工品が1皿に盛られて出てくる。シャルキュトリーナ・ハモンなどが入ったサンドイッチは軽食としてピッタリだ。

     ソウル市麻浦区望遠洞の「ソルトハウス・デリ」は、手作り加工肉工房のソルトハウスが作った加工肉を販売し、これを活用したメニューを提供している。パンとハム、バターだけでつくったサンドイッチであるジャンボン・ブゥールをはじめ、イタリアン・ヒーロー(サンドイッチ)やミートボール・サンドイッチなど、真心込めてつくられた加工肉の新世界を体験することができる。小さな空間だが、夕暮れ時にはサンドイッチにビール、プラッターにワインを楽しむ人たちが列をなしている。

     食肉加工技術を持つ職人「シャルキュティエ(charcutier)」やパティシエがつくった料理はソウル市瑞草区瑞草洞の
    「Maison Jo」で楽しめる。同店の代表的メニュー、ジャンボン・ブラン(豚の脚の肉を薄くスライスした、淡いピンク色のハム)をはじめ、パテ、テリーヌなど、およそ20種のシャルキュトリー、サラダ、デザートも味わえる。

パク・クンヒ記者
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