韓国初のボタニック公園「ソウル植物園」5月1日オープン

  •  2018年10月に臨時開放された「ソウル植物園」が試験運営を終え、本格的な運営に突入。

     ソウル市は4月30日、韓国初のボタニック公園(公園と植物園が結合したもの)であるソウル植物園が5月1日にオープンする、と発表した。麻谷都市開発地区にあり、サッカー場70個分(50万4000平方メートル)を誇るソウル植物園は、2013年8月に造成計画が発表された後、5年9カ月目にして正式に開放されることになった。

     ソウル植物園は開かれた森、テーマ園、湖水園、湿地園の四つからなる。植物園エリアのテーマ園は、午前9時30分から午後6時まで有料で運営され、残るエリアは年中無料で利用可能。

  •  市民たちは1日から、入場が制限されていた温室全体館(熱帯・地中海館)がすべて観覧できるようになる。仕上げ作業のため利用できなかった湿地園も開放され、全エリア利用することができる。

     ソウル植物園は、市民の生活の中に植物文化を広めるのが主な課題とし、植物に関するさまざまな体験を提供することに集中する方針だ。

     ソウル植物園は植物教育専用空間である森の文化学校、子ども庭園学校だけでなく、種を貸し出す種図書館、植物に関する本8000冊を所蔵する植物専門図書館、植物相談サービスを提供する植物研究所を運営する。

     現在保有している植物およそ3100種を8000種に拡大し、韓国を代表する都市型植物園として成長することを目標とし、植物の収集や機関交流、研究、増殖も積極的に推進する予定だという。

     ソウル植物園のイ・ウォンヨン園長は「植物園が自然本来の風景をつくり、成長するまで、十分な時間と世話が必要だ。ソウル植物園がキューガーデン(英国)やシンガポール植物園のように成長できるよう、多くの愛情と関心をお願いしたい」と話している。
アン・ソヨン記者
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