韓国最高の路地に釜山・海理団通り選定

  • 韓国最高の路地に釜山・海理団通り選定

     釜山市海雲台区庁が造成した海理団通りが韓国最高の路地に選ばれた。

     行政安全部(省に相当)は「地域路地商圏活性化優秀事例発表大会」を開催し、優秀な路地6カ所を選定した、と11月26日発表した。この大会は、路地商圏の急激な崩壊を防ぎ、引き続き成長することができる機会を用意するという趣旨で今年初めて開催された。

     大賞に選ばれたのは釜山の海理団通り。海理団通りは旧海雲台駅舎の裏手にある、およそ1.3平方キロメートルの古い住宅街だった。海雲台マリンシティの華やかなイメージとは異なり、16年も再開発が遅れているこの場所を、海雲台区庁が地域共同体とともに新たに整備し、一日平均3000人余りが訪れる名所となった。

     最優秀賞には江原道旌善郡庁の「古汗通り」と光州市南区庁の「社稷ギター通り」が選ばれた。古汗通りは炭鉱村である古汗邑の住民とともに古汗18番街からシンチョン村まで1.2キロメートルの区間を路地として造成したもので、昨年古汗18番街が村のホテルとして知られるようになり、訪れる人が増え始めた。

     社稷ギター通りは1980年代に光州のフォーク音楽の中心地だったが、200年代以降衰退した場所で、商人を中心に通りをよみがえらせようと共感し、自治体の支援を受け、昔の名声を取り戻しつつある。現在、店舗数は32カ所、訪問者は年間およそ4万5000人へと増加した。

     優秀賞は釜山市沙下区庁の「甘内下通り」と全羅南道順天市庁の「順天地下道商店街」、忠清北道清州市の「相生・自立型証券活性化支援産業」がそれぞれ手にした。

     コ・ギュチャン行政安全部地方財政経済室長は「路地の商圏を活性化するには、機能的な改善とともに住民や商人が相生する路地経済共同体を形成するのが何よりも重要だ。さまざまな地域の優秀事例が呼び水的な役割を果たすものと期待している」と語った。
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ピョン・へジョン記者
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