発売1週間で13万個販売! 大人気の群山ちゃんぽんラーメン

  •  「ちゃんぽんの街」と言われる全羅北道群山市で開発されたちゃんぽんラーメンが正式に発売されるやいなや、大人気を博している。群山園芸農協は1月28日、煮て食べる「群山ちゃんぽんラーメン」とラーメンスナック「ポサプカ」が生産開始から1週間でおよそ13万個売れたと発表した。

     ちゃんぽんラーメンは群山園芸農協と群山管内の七つの農協、群山大学、群山市が共同で開発した。ラーメンのスープは群山のちゃんぽんの味を出すために韓国産のエビやイカ、イガイ、ネギを使ってつくった。スープの開発は食品大手の農心で13年間勤務した研究員が担当した。
  •  群山で生産されたハダカムギや小麦、ジャガイモを使ってつくった麺はこしがあって香ばしい。麦の含量が高いため消化がよく、老若男女問わず楽しめる。群山大学食品栄養学科のユ・ヒョンヒ教授が麦粉やタマネギの汁などを混ぜて開発した麺の製造方法は、特許出願を済ませている。

     群山ちゃんぽんラーメンは昨年京畿道高陽市のKINTEXで開催された「産学協力エキスポ」でよい評価を得た。麦で麺をつくったことでやわらかく香ばしい味がするという評価を受け、優秀成果に選定された。教育部(省に相当)の兪銀恵(ユ・ウネ)長官は1月16日に群山大学を訪問し、群山ちゃんぽんラーメンの製造過程に関する説明を聞き、自ら試食もしたという。

     群山園芸農協と群山大学は今年、群山産のハダカムギを用使用したカップラーメン、スナックなど、複数の商品を開発する予定だ。関連商品を年間1億個販売するという目標も立てている。群山園芸農協の関係者は「群山で生産される麦の50%以上を消費し、農産物の消費や加工流通を通じた地域経済の活性化という二つの目標を達成したい。商品の販売によって得られた利益は地域の学生のための奨学金や研究開発に再投資する」と語った。

     群山市も、人気ちゃんぽん店が集まっている蔵米洞一帯をちゃんぽんに特化した通りとして造成し、攻撃的に「ちゃんぽんマーケティング」を繰り広げている。通りの名前を「ちゃんぽん時代路」とし、事業費15億ウォン(約1億5000万円)を投入し、便宜施設を設ける予定だ。群山市はちゃんぽんラーメンを新たな観光商品として選定し、ソーシャルメディアを通じてPRする方針だという。群山市の関係者は「群山には優れた観光資源が多いが、まともなおみやげがなかった。ちゃんぽんラーメンがその役割を担ってくれるものと期待している」と語った。
キム・ジョンヨプ記者
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