済州の風を受けながら…わくわくレース

  • 昨年「9・81GROC2019」でレースを完走した各リーグの選手たちが戻ってきている。
    ▲ 昨年「9・81GROC2019」でレースを完走した各リーグの選手たちが戻ってきている。
     済州道にエコ・レーシング施設がオープンした。スマート・テーマパーク企業モノリスが運営する「9・81パーク」(済州市涯月邑)だ。

     名前からして「エコ」を強調しているのが特徴だ。9・81は重力加速度を意味する。だから無動力状態、すなわち重力だけで傾斜道路に沿ってカート(車両)をおろす方式でレースをすることができるというわけだ。レースが終わったら、カートを自動誘導する装置を利用し、楽に周囲の景色を眺めながら戻って来ることができる。

     広さ14万平方メートルのここには、基本コースのほか専門コースまで4コース・10トラックがある。カートやトラックにはセンサーや映像装備が搭載されており、乗車した人の走行状況を収集し、分析することができる。ドライバーは後でスマートフォンのアプリを利用し、映像とともにラップタイムやパークを利用したドライバーのうち自分が何位だったかランキングも受け取れる。
  • 韓国初のグラビティ・レーシング・テーマパーク「9・81パーク」の全景。
    ▲ 韓国初のグラビティ・レーシング・テーマパーク「9・81パーク」の全景。
     モノリス側はこれを基盤として、昨年末に第1回グラビティ・レーシング大会を開催。当時、およそ70人が参加し、観客も押し寄せ、盛況だった。また、モノリス側は今年末に開催されるグラビティ・レーシング大会を前に、選手を選抜するための新シーズンを開幕すると発表。出場機会は、パークを利用した人なら誰でも得られる。2月から11月まで行われる正規のラウンド・レーシングの後、ラップタイムを基準にレース・ポイントが支給される。全てのラウンドが終了した後、通算ポイントを基準に各ラウンドで上位にランクインした選手たちを招待し、チャンピオンを決めることになる。

     今年の正規シーズンは全4ラウンドが実施される。選別された選手たちは参加支援費を受け、9・81パークに招待され、今年末に「9・81GROC2020」に臨む。

     モノリスのキム・ジョンソク共同代表は「初めてのチャンピオンシップ大会で新たなアクティビティ文化の扉を開けるのに成功した。今年は新規コンテンツを追加したため、一味違う楽しみと思い出をアップグレード・バージョンでお届けできるだろう」とコメントした。なお、9・81パークは近いうちに新概念の休息空間「スペース・ゼロ」や未来型サバイバルゲーム施設「ギャラクシー・アリーナ」などを追加する計画だという。
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