春の訪れを告げる桜で彩られた尚州・北川

  •  慶尚北道尚州市では、市内を流れる北川の河川敷など市街地一円で春の訪れを告げる桜が満開となった。

     新型コロナウイルス感染症拡大の影響でつらい日々を過ごしている市民たちの心を癒すかのように、華やかな風景が広がっている。

     北川河川敷のソメイヨシノは尚州市の名物に挙げられる。1998年から植えられた桜の木が蓮院洞から伏竜洞の国民体育センターまで、北川に沿って5キロにわたり続いている。

     北川に沿って両側に植えられた桜の木は、北側のきれいな水と調和をなし、壮観だ。市内あちこちでレンギョウも咲き乱れ、春の情緒が感じられる。北川沿いの休憩所や散策路、空き地などには昨年植えたチューリップおよそ3万本がつぼみをふくらませている。

     尚州市山林緑地課のキム・サンヨン課長は「咲き誇る花を見ながら、大変な時間を過ごしている市民たちがもどかしさや憂いを少しでも忘れられたらと思う」とコメントした。キム・サンヨン課長はまた、「ただし、現在新型コロナウイルスの感染拡大により社会的に距離を置いているだけに、マスクをしてほかの人とそれぞれ距離を置くなど、感染防止のための心得を必ず守ってほしい」と要請した。
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