2020年来韓した外国人観光客が前年比94.6%激減、日本は?

  •  新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、世界の観光産業ががけっぷちに立たされている中、ともに上昇気流に乗っていた韓国と日本の旅行市場にも赤信号がともった。

     韓国と日本の観光当局が4月24日発表したところによると、新型コロナウイルス感染症の拡大により懸念されていた「観光産業の低迷」が現実のものとなっている。韓国観光公社が発表した「3月の韓国観光統計」によると、3月に韓国を訪れた外国人は8万3497人で、153万人が訪問した前年同月に比べ94.6%減少した。

     毎月50ー70万人が訪れ、来韓観光市場の30%を占めていた中国が1万6594人で96.6%ダウン。台湾(585人、マイナス99.4%)、香港(262人、 -99.4%)、マカオ(16人、マイナス99.5%)など、中華圏の国家・地域をすべて合わせても2万人に満たないという、前例のない記録だ。

     韓国と密接な観光ライバル国である日本の場合も、状況はあまり変わらない。日本政府観光局(JNTO)によると、3月に日本を訪れた外国人旅行者は19万3700人で、前年同月(276万人)に比べ93%減少した。中国人旅行者はわずか1万400人(マイナス98.5%)に過ぎず、ほかの国家・地域も韓国と同様、すべてマイナスだ。
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