コン・ヒョジンにジェニファー・ロペスも…最近流行の「農村ファッション」

  •  心はいつも広い大地にある。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、外出する機会が減っているきょうこのごろ、ファッション界は「畑」に目を向けている。上はジャケット、下はパジャマという「巣ごもりファッション」の人気が浮上しているのに続き、最近ではそのまま田植えをしてもよさそうな「農村ファッション」が注目を浴びている。

  • コン・ヒョジン、Apinkチョン・ウンジ、ハン・チェアの「インスタグラム」
    ▲ コン・ヒョジン、Apinkチョン・ウンジ、ハン・チェアの「インスタグラム」

     オーディション番組『明日はミスター・トロット』(テレビ朝鮮)で誕生したトロット(韓国演歌)マン4人組がバラエティー番組『ポンスンア楽団』(テレビ朝鮮)でもんぺファッションを披露。農活がテーマだった先日の放送を前に、ファンたちは「もんぺ姿で一緒に視聴します」としてインターネット上に証拠写真をアップ。俳優ソン・スンホンが精神科医を演じているドラマ『夕食、一緒に食べませんか』(MBC)にも「格好よさ」を捨てた「仕事着ファッション」が登場し、話題を呼んだ。

  •  バケットハットにオーバーオールが最近若者たちの間で最も愛されている農村ファッションアイテムだ。外出できないのでベランダで家庭菜園でもやろうという「ホームガーデニング」がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で話題となり、家でも外でも楽に着られるオーバーオールの人気も浮上。これには女優コン・ヒョジンも一役買った。ドラマ『椿の花咲く頃』(KBS)で花柄のレトロスタイルブームを起こしたコン・ヒョジンは最近、バラエティー番組『三食ごはん』(tvN)にバケットハット&オーバーオール姿で登場。放送後、コン・ヒョジンがかぶっていた帽子が一時品切れ状態となったほどだ。

     オーバーオールは映画『モダン・タイムス』でチャーリー・チャップリンが着ていた工場の作業服のイメージが強い。第一次世界大戦当時、一気に着られて脱ぎやすいという理由から、丈夫なデニム生地でつくられたオーバーオールが流行し、似たようなデザインのジャンプスーツも作業服として愛用された。着心地がいいことから1970年代にヒッピーたちの間で人気を集めたオーバーオール・ファッションが韓国で流行し始めたのは1990年代で、ソテジワアイドゥルの影響が強い。自立を叫ぶ若い世代の象徴であり、かわいいながらも自由なストリート・ファッションという印象だった。

  • CIXぺ・ジニョン、イ・シヨン、ピョルの「インスタグラム」
    ▲ CIXぺ・ジニョン、イ・シヨン、ピョルの「インスタグラム」

     若者たちは最近、ブラトップにオーバーオールを重ね着し、セクシーな雰囲気を演出したりしている。これに、コン・ヒョジンがテレビで披露したような赤い靴下を合わせてポイントにし、野暮ったいようではつらつとした印象に。ファッション専門家たちは「胸やお尻が貧弱なスタイル、体型にコンプレックスがある場合、オーバーオールを着ると短所を隠すことができる」と耳打ちする。

     一つ難点があるとすれば、子どもっぽく見える可能性があるという点。最近では50代のハリウッドスター、ジェニファー・ロペスまでオーバーオール姿を披露し、ブームに乗っている。一般の人たちが着こなすのは容易ではないかもしれない。米誌「In Style」は「オーバーオールと対照的な効果を与えるため、女性らしいラッフルデザインのそでや足の甲でひもを結ぶスタイルのハイヒールを合わせれば、子どものような感じを抜け出し、よりいっそうおしゃれに見える」とアドバイスした。

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