王陵がなぜそこに? 慶州エキスポに王陵型フォトゾーン登場

  •  慶州を訪れる人たちが王陵型の丘で「人生で一番ステキな写真」を撮ることができるようになった。

     慶州世界文化エキスポは6月4日、エキスポ公園内にある王陵林をフォトゾーンとして整備したことを発表。公園の正門付近にある王陵林は、慶州で目にすることができる太宗武烈王陵のように丸い形をした丘と松からなる。

  •  今回のフォトゾーンは、新型コロナウイルス感染症の影響でエキスポ公園内の野外空間を利用する観光客が増えたことから整備された。フォトゾーンとして使われる王陵林は2007年、新羅王京林造成事業を通じてつくられた。普段はエキスポ公園内の柵の役割を果たしている。

     王陵林を構成する丘六つは新羅の始祖・朴赫居世を王に推戴した六村を象徴している。このうち正門の左側に位置する高さ11メートルの最も大きな丘がフォトゾーンに選定された。この丘の上に立つと、エキスポ公園とともに普門観光団地、吐含山まで一望できる。観光客が楽に丘を上り下りできるよう階段や床マットも設置されている。エキスポ関係者は「観光客たちがまるで実際に王陵を散策しているような感じで写真を撮影することができる」と語った。

     王陵林以外にも現在、池や樹齢500年のヤナギなど、公園内の自然環境を活用したフォトゾーンが準備中だ。

イ・スンギュ記者
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