『パラサイト』や『キングダム』を見たならぜひ行くべき観光スポット

  •  ソウル市とソウル観光財団は、新型コロナウイルス感染症の終息および来韓観光市場の回復期に備え、韓流スポット4カ所を選定した。新型コロナウイルス感染症の拡大により低迷している観光市場において、韓国を訪問したいという心理の回復や観光産業の活性化を図ろうという趣旨からだ。

     このたび選定された名所はポン・ジュノ監督の映画『パラサイト 半地下の家族』ブームを反映する『パラサイト 半地下の家族』ロケ地コースと、世界に韓国型ゾンビの出現を知らしめ、伝統的な笠や韓服(韓国の伝統衣装)、鎌などの人気も引き上げたNETFLIXオリジナルドラマ『キングダム』に登場するロケ地など、4コースが含まれている。

    ◆『パラサイト 半地下の家族』のロケ地
  •  映画『パラサイト 半地下の家族』を基に開発されたコースとしては「紫霞門トンネル階段コース」「ウリスーパーコース」「ピザ時代コース」がある。「紫霞門トンネル階段コース」はギテク(ソン・ガンホ)一家がパク社長(イ・ソンギュン)の家族を避けて逃げるシーンが撮影された紫霞門トンネル(鍾路区清雲洞)を中心に景福宮、ソウルで最も古い書店「デオ書店」、興宣大院君の離れ家「石坡亭」など、ソウルの主要観光スポットを紹介する。

     「ウリスーパーコース」はギウ(チェ・ウシク)がミンヒョク(パク・ソジュン)にパク社長宅での家庭教師のアルバイトを紹介されるシーンが撮影された「テジサルスーパー(劇中ではウリスーパー)」(麻浦区アヒョン洞)から始まり、中林路、ソウル路7017、韓国初のハンドメイド靴通りである「ヨムチョン橋ハンドメイド靴通り」など、地元住民たちしか知らないような最新裏路地ツアーとなっている。
  •  「ピザ時代コース」はギテクの家族がピザ用ボックスを折るアルバイトをするシーンで登場したスカイピザ(銅雀区鷺梁津洞)を中心に、漢江公園や鷺梁津水産市場などを結んでソウルライトの日常体験を紹介する。
  •  映画のロケ地だけでなく、徒歩や公共交通を使って行ける場所、有名グルメガイドに掲載された食堂、ショッピングモールなどをコースに組み込み、好みやスケジュールに合わせて観光コースを設計し、楽しむことができるのが特徴だ。

    ◆『キングダム』のロケ地
  •  今年上半期にシーズン2が公開され、シーズン1を超える魅力で人気を集めたドラマ『キングダム』コースは、外国人観光客にオススメだ。ゾンビとなった王の住まいだった慶煕宮を中心に、世子イ・チャン(チュ・ジフン)が王妃(キム・へジュン)にひざまずくシーンが撮影された昌慶宮・通明殿など、ドラマの中のシーンが生き生きと思い浮かぶ名所などで構成されている。
  •  『キングダム』は物語の完成度だけでなく、笠や鎌などドラマに登場する伝統的な小物や朝鮮王朝時代の王宮の建築美などが世界の人たちの視線を集め、『キングダム』コースのうち国立故宮博物館でこれを観覧することができる。
ソ・ミヨン記者
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