中国料理店のキムチとも言えるザーサイ、チヂミにしてもおいしい!

  •  中国料理店でおかずとして提供されるザーサイ。日本による植民地時代のころから韓国国内の中国料理店ではおかずとしてたくあんが提供されていた。しかし、1990年代末から2000年代初めに登場した高級中国料理店では、たくあんの代わりにザーサイを出すようになり、大衆的な中国料理店とは差別化されていた。これが広がり、今では多くの中国料理店でザーサイだけ、またはたくあんと両方提供している。
  •  「点心の女王」として有名なシェフ、チョン・ジソンさんがザーサイで韓国式チヂミをつくった。「ザーサイでチジミを?」と意外に思ったのだが、つくってみたら予想よりはるかにおいしい。ザーサイは、香ばしいけれど油っぽくなりがちなチヂミの後味をさわやかにしてくれる。コリコリして塩気のあるザーサイにうまみのあるアサリ、香りの強いニラ、食感のいいキノコ、甘みがあってやわらかいタマネギの組み合わせも見事だ。チョン・ジソンさんは「フライパンに油をしくとき、食用油とごま油を1対0.5の比率で混ぜると、芳しく香ばしいチヂミを味わうことができる」と耳打ちした。

  • ◆ザーサイチヂミ

    ザーサイ30グラム、むきアサリ100グラム、ニラ20グラム、タマネギ1/4個、シイタケ2個、卵1個、チヂミ粉2カップ、片栗粉・しょう油各大さじ1、コショウ小さじ1、食用油1カップ、水3カップ

    たれ=酢・砂糖各大さじ3、刻みネギ・ゴマ各大さじ1、刻みニンニク・粉唐辛子各小さじ1

    1.ザーサイは流水に10分ほどつけて置き、塩気を取ってから水気を切る。
    2.むきアサリを流水で洗う。ニラは長さ3センチに切る。タマネギとシイタケは千切りにする。
    3.ザーサイとアサリ、ニラ、タマネギ、シイタケを混ぜ合わせる。
    4.3にチヂミ粉、片栗粉、しょう油、コショウ、水を加えて混ぜる。冷蔵庫で20分熟成させるとよりおいしくなる。
    5.分量の材料をすべて混ぜ合わせ、たれをつくる。
    6.フライパンに食用油をしいて4の生地を丸く広げて焼く。たれをつけて食べる。
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