韓国で10月に国内線550万人利用…コロナ前の水準に迫る

  •  六日間の連休の影響で、10月に金浦、済州、光州空港など国内線の利用者が新型コロナウイルス感染症をめぐる事態に陥る前の水準に回復しつつあることが分かった。

     10月に国内線を利用した乗客はおよそ554万人と集計され、新型コロナウイルス感染症が発生していなかった前年同期に比べ、10%以内まで差を縮めた。

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  •  11月9日に韓国空港公社が公示した航空統計によると、10月に金浦、済州、金海空港など全国の空港15カ所を利用した国内線利用者は554万1934人だった。これは、新型コロナウイルス感染症が発生していなかった前年同期(614万1080人)に比べ9.8%少ない数値で、今年初めに始まった新型コロナウイルス感染症による危機から次第に回復傾向にあることを示している。

     特に、10月には六日間の秋夕(中秋節)連休を利用し、いわゆる秋カンス(秋夕+バカンス)客が故郷の代わりに済州や金海、麗水などへ国内旅行に出掛けたことから、国内線の利用者が増加したものとみられる。今年の秋夕連休中、国内線の利用者は104万5402人と集計された。

     10月に韓国国内の空港の実績を見ると、▲済州空港が220万3665人で乗客が最も多く、続いて▲金浦183万5184人▲金海69万2149人の順だった。これにより、国内の空港の航空機運航便数も前年度に比べ6.7%増の3万5916便という結果が出た。

     一方、国際線は新型コロナウイルス感染症をめぐる事態の衝撃からまだ抜け出せていない。

     国内の空港の国際線乗客を見ると、仁川国際空港の利用者は10月に19万5288人で、済州1300人、大邱807人、金海527人の順だった。
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