韓国食品業界、ミールキットや機内食など「美食旅行マーケティング」に注目

  •  新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、年末年始に家で旅行気分を楽しむことができるグルメ商品が注目を集めている。

     特に、海外旅行に出掛けられず、家で過ごす巣ごもり生活が長期化し、旅行に出掛けたい気持ちを刺激する食品業界の「美食旅行マーケティング」が目を引く。
  •  ミールキット専門企業のフレッシュイージーは、海外旅行先で楽しめるようなメニューをミールキットとして提供する「Missing the City」プロジェクトを実施している。海外旅行が難しくなったことから、現地のグルメで旅行の思い出を振り返ることができるよう企画されたグローバル・レトルト食品プロジェクトだ。
  •  韓国の格安航空会社ジンエアーは、航空会社で初めて、機内食をコンセプトにした冷蔵HMR(Home Meal Replacement=ホーム・ミール・リプレイスメント)「ジニキッチン・ザ・リアル」を売り出した。海外旅行に出掛けられない顧客たちの残念な気持ちを癒し、家でも機内食を味わうことができるよう企画されたもので、メイン料理からデザートまで、国際線の機内食と同じく構成されている。
  •  アワホームは全国で「味で夢見るグローバル旅行」をコンセプトに「フライ・トゥー・メニュー」を発表。米国と日本を皮切りに、メキシコ、中国、ベトナムなど、特色ある食文化を誇る各国・地域の代表的なメニューを順次提供していく計画だ。

     また、海外旅行先で味わったグルメを懐かしく思う消費者たちのため、海外の代表的なメニューを再構成したフュージョンメニューも登場している。
  •  プレミアム軽食フランチャイズ「スクールフード」は冬季の新メニューとして、タイのトムヤムクンにうどんやライスヌードルを加えた「タイトムヤムうどん」と「タイトムヤムライスヌードル」を新たに売り出した。
  •  ドール・コリアは皮をむいて食べるのが難しいランブータンを手軽に食べられる「ランブータン・カップ」を発売。トロピカルフルーツの風味を生かし、簡単にカップで楽しむことができるフルーツカップ・ラインの新商品だ。

    キム・ギョンヒ記者
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