韓国食品業界、2021年は外食に代わるホームレストラン商品競争激化

  •  新型コロナウイルス感染症の拡大により外食が難しい状況において、食品流通業界では2021年、「レイヤード・ホーム(Layered home)」が注目されている。「レイヤード・ホーム」とは、「トレンド・コリア2021」が提示した新年の消費トレンドの一つで、家が居住のための基本機能だけでなく、事務所やホームカフェなどのようなさまざまな活動を包括する「プラットフォーム」の概念に変わることになるというものだ。

     このような業界の流れに従い、食品流通業界では2021年、家でもすばらしい食事を用意することができるさまざまな商品を相次ぎ売り出している。

    ◆ニューヨーク3大ステーキを家で手軽に!
  •  カーギル・プロテイン・グループは、家でも米国ニューヨークの3大ステーキハウスと同じ牛肉を手軽に楽しめる「エクセルカット」を売り出した。「エクセルカット」は、米国の有名ステーキハウスで使用しているプレミア牛肉「エクセルビーフ」を一人前ずつ小分け包装した商品だ。

    ◆30年以上愛されてきた伝統の名店の料理をミールキットに!
  •  ミールキット専門企業の「フレッシュイージー」は、京畿道エリアの「百年の店」3カ所(イファ刺し身店、志東館、長興会館)を代表するメニュー4品をミールキットにして発売。「百年の店」ミールキットは、フレッシュイージーならではの商品企画力と製造インフラを基に、長い伝統を誇る店ならではの味のノウハウをそのまま具現しているのが特徴だ。

    ◆トッポッキの達人の味を再現したブラジル・トッポッキ・ミールキット
  •  ドラマ『応答せよ1988』(tvN)のトッポッキ(餅の唐辛子みそ炒め)として有名な、海美邑城(忠清南道瑞山市)の名店「ヤルゲ粉飾」の代表的メニューであるトッポッキが「ブラジル・トッポッキ」ミールキットとして登場。「ヤルゲ粉食」は教養番組『生活の達人』(SBS)で「トッポッキの達人」に選ばれたソン・グァンイェさんが40年にわたり営んでいる店で、全国10大トッポッキの名店に挙げられる。特に、『応答せよ1988』の舞台となった双門洞で登場人物たちが下校後によく行っていた軽食店のロケ地として、全国的に有名になった。

    ◆健康を守れるカスタマイジング・クリーンイーティング・ボックス発売
  •  健康食レストラン「サンダーバード」は植物性たんぱく質でつくられたメニューの安東ククシ(麺料理の一種)、カレーそば、5ー6人前のカスタマイジング・クリーンイーティング・ボックスであるクリーンフード・ボックスを売り出した。今回のコラボレーションを通じて開発されたメニューは、安東ククシとカレーそばで、カロリーはそれぞれ389キロカロリー、332キロカロリーしかない。また、クリーンフード・ボックスは味と健康のどちらも得られるクリーンイーティング・ボックスだ。

    ソ・ミヨン記者
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