全南・韓屋村で南道ならではの伝統文化を体験しよう!

  •  全羅南道は、文化体育観光部(省に相当)の伝統韓屋(韓国の伝統家屋)ブランド化支援事業で全国47カ所のうち12カ所を同道が占めたことを受け、郷土支援の競争力を確保するとともに伝統文化の体験機会を拡大する、と1月26日発表した。

     地域別では霊岩郡が3カ所で最も多く、羅州市が2カ所、潭陽郡・谷城郡・宝城郡・和順郡・康津郡・海南郡・霊光郡がそれぞれ1カ所ずつ選ばれた。
  •  伝統韓屋ブランド化支援事業は、周辺の観光資源と結び付けて発展可能な伝統韓屋にさまざまな体験および新型コロナウイルス感染症に対応した非対面プログラムを運営することができるよう支援するものだ。

     事業を通じて宗家の料理づくり、天然染色、藍染め、藁工芸、障子張り、藁葺き、伝統麻織り、韓紙(韓国の伝統製法ですいた紙)の服づくりなど、郷土資源を体験することができるプログラムを運営する。

     また、古宅文化・伝統遊び・茶道・伝統婚礼体験および韓屋音楽会など、南道地域の特化された異色の見どころが反映されたさまざまなプログラムも企画され、南道を訪問した国内外の観光客にさまざまな観光コンテンツを提供する。

     新型コロナウイルス感染症の長期化を受け、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを活用した非対面韓屋バスキング、天然染色伝統衣装祭り、沈清皇后音楽会を開催するほか、月別にテーマを設けた伝統文化芸術公演、家で伝統茶をおいしく飲む秘訣紹介など、さまざまな動画コンテンツがある。

     全羅南道のキム・ビョンジュ観光文化体育局長は「伝統文化を家族とともに体験すれば、大人たちは昔の思い出を振り返り。子どもたちは新しい経験をすることができる」とした上で「外国人も忘れられない韓国の伝統文化体験プログラムを運営することができるよう支援していく」とコメントした。

     全羅南道地域には全325カ所の伝統韓屋宿泊施設があり、2016年から2020年にかけて31カ所で韓屋体験事業を運営してきた。
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