韓国食品・外食業界、MZ世代を狙ったSNSマーケティングが活発に

  •  デジタル環境に慣れており、トレンドに敏感なMZ(ミレニアル+Z)世代をターゲットにした食品・外食業界の努力が続いている。特に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じたマーケティングが目を引く。

     ブランド開発企業ヘンギルが手掛ける「模範トッポッキ(餅の唐辛子みそ炒め)」は韓国で初めてチャドル(牛あばら肉)トッポッキを売り出した即席トッポッキフランチャイズで、昨年末に本格的な加盟拡大に先立ち、MZ世代を対象にトレンディーなマーケティングを繰り広げている。
  •  模範トッポッキは、イメージが重要なメッセージを伝達する写真共有SNS「インスタグラム」の特性に合わせ、代表的なメニューであるトッポッキを活用した、ウイットに富んだ投稿で消費者たちから肯定的な反応を得ている。シーズンイシューやインターネット上で流行しているトレンドを活用してイメージを制作し、興味をかき立て、参与型イベントを通じて消費者との意思疎通に集中しているというわけだ。

     マムズタッチは動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」を通じて関心を誘発し、企業の好感度を高めるマーケティングを繰り広げている。マムズタッチの「ユーチューブ」チャンネル「タッチプレイ」は、MZ世代に拒否感なく近づき、バラエティーの要素を込められる素材としてスポーツに着目した。サッカー選手たちが登場する「地球防衛隊FC」とバスケットボール界のスターたちが出演する「大籠輿地図」などを制作し、消費者たちから好評を得ている。

     リアルタイムのコミュニケーションに慣れ親しんでいるMZ世代をターゲットに、ライブコマースを活用している業者もある。マッドフォーガーリックはライブプラットフォーム「ライブラテ」やネイバー・ショッピングライブを通じて旧正月(今年は2月12日)のギフトセット販売を実施。プラットフォームの特性を活用し、リアルタイム・クイズ・イベントを行い、消費者とのコミュニケーションに集中した。パリバゲットは2月10日、カカオショッピングライブを行い、さまざまなギフトセットやレトルト商品を売り出した。また、ライブ放送に参加した顧客たちのためにモバイル交換券割引販売や景品の提供など、さまざまなイベントを実施してきた。
ソ・ミヨン記者
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