水原華城を自転車タクシーでめぐる…「ヘンカー」5月29日から運行

  •  歴史解説を聞きながら国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産に登録されている水原華城一帯をめぐることができる自転車タクシー「水原華城ヘン(幸)カー」が、5月29日から運行を再開する。過去にも自転車タクシーはあったが、外観や運営主体を整備し、新たにお目見えする。

     水原華城を縮小した朝鮮王朝の第22代国王・正祖の衣服の文様を見本にタクシーの外観を新たに整えたヘンカーには、「道の上に隠された物語を探す幸せなタクシー」という意味が込められている。歴史文化解説教育を受けたドライバーが、後部座席に客二人を乗せて走る。
  •  ヘンカーの運行にはドイツ産のベロタクシー6台(最高時速20キロ)と中国産のツアー&エコタクシー5台(最高時速15キロ)など11台が投入される予定だ。運行コースは全部で三つからなる。

     まず、「華城ロダム」はおよそ60分のコースで、行宮広場を出発し、行理団キルー羅蕙錫(ナ・へソク)の生家跡ー華西門(西北空心墩)ー水原川ー水原華城博物館ー与民閣ー行宮広場区間を運行する。平日(月ー木)は午後のみ4回、週末(金ー日)は午前から6回運行予定だ。
  •  また、所要時間およそ30分の「インサロダム」はハーフコースで、行宮広場から伝統文化館ー長安門ー華虹門(訪花随柳亭)ー水原川ー行宮広場をめぐる。平日は5回(午後)、週末には9回(全日)運行となる。今後、夜間運行コースである「夜行ロダム」も金曜日と土曜日の夜に3回ほど運行予定だ。

     水原市はヘンカーを希望の巣協同組合に委託して運営する。ネイバーの予約ページの「水原華城ヘンカー」で事前予約をすることができ、行宮広場のチケット売り場で当日可能な時間帯の受付をすることも可能だ。利用料金(1台)は、華城ロダムの場合は平日2万ウォン(約1970円)、週末2万5000ウォン(約2460円)だ。インサロダムは平日1万7000ウォン(約1680円)、週末は2万2000ウォン(約2170円)。
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