ホテルの夏のかき氷トレンドは「Better For You」…特級ホテルのかき氷の進化に注目

  •  かき氷商戦の季節がやって来た。特に今年は「スモール・ラグジュアリー」を追い求めるMZ(ミレニアル+Z)世代を中心に、ホテルのかき氷がブームを巻き起こしている。新型コロナウイルス感染症の影響で健康を重視する消費トレンド「Better For You(BFY)」が広まり、ホテルのかき氷メニューにも「健康的な」変化の風が吹いている。
  •  さらに、韓国国内の各ホテルがさまざまなヘルシー食材やレシピを活用した異色のかき氷を相次ぎ売り出し、消費者たちの夏バテ防止争いに乗り出した。

    ◆熟成トマトからココナッツ、カラマンダリンまで…異国的な感じの「栄養満点」異色のフルーツかき氷
  •  ホテルのかき氷の代名詞としてマンゴーかき氷が挙げられるが、今夏には1週間以上熟成させたトマトを使ったかき氷から1年のうち2カ月しか収穫できないカラマンダリンを使ったかき氷、自分でつくって食べるDIY健康かき氷に至るまで、食材の特色や栄養を生かしたかき氷が注目を集めている。真心を込めた一皿を用意したといっても過言でではない。

     パラダイスシティはヘルシーな食材を活用し、負担なく食べられるかき氷2品と旬のフルーツのトッピングで自らつくって食べる楽しさまで感じられるかき氷ビュッフェを提供している。
  •  シェラトン・グランド仁川ホテルは、済州産の最高級アップルマンゴーを使った「済州アップルマンゴーかき氷」と黒ごまアイスクリームをのせた「クラシックかき氷」を販売している。

     朝鮮パレスは、オープン後初のかき氷として「カラマンダリンかき氷」を売り出した。糖度が高く、今が旬の済州産カラマンダリンを厳選し、150個だけ限定販売する。

    ◆はちみつかき氷からヨモギかき氷、ヴィーガン専用かき氷まで…健康食材を活用した独特の一皿
  •  特級ホテルは今夏、細分化された消費者の好みを反映し、異色の健康食材を活用したメニューで多様化されたかき氷商戦を盛り上げている。

     インターコンチネンタル・ソウル・パルナスは、健康を重視するヴィーガン消費市場の拡大を受け、「スイート・ヴィーガンかき氷」を売り出した。これとともに、ヘルシー志向の大人たちをターゲットにした「レトロ・ヨモギかき氷」も販売している。
  •  パーク・ハイアット・ソウルは、月岳山から直送された有機はちみつに金箔を加えた「ハニー・ゴールドかき氷」を売り出した。まるで黄金をのせたような高級感あふれるビジュアルが特徴だ。リンゴのピューレ、ローストしたピーカンナッツなどをのせ、かすかな甘さを際立たせている。
  •  汝矣島のマリオット・ホテルは、ナッツブランドHBAFの「ハニーバターアーモンド」とのタッグを通じ、「ミツバチかき氷」を開発。天然のはちみつ、国産小豆、ミルクフレークという三つの食材だけを用い、食材本来の味を強調した。
  • ソ・ミヨン記者
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